木に書いてもにじみにくい墨「玄宗」超濃墨液。お寺さんむけの記事。

今日の記事はお寺さんむけ、かな??

昨日は簡単習字セットについてかきましたが、今日はちゃんとした習字の道具の話。

「何回でも書ける!お習字入門セット」がなかなか良いぞ。

2015.12.29
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甘平

木に書く時にオススメの墨

お坊さんの仕事のひとつに、「位牌や過去帳に法名を書く」というのがあります。

過去帳は和紙なので普通の墨液を使って書くので問題無いのですが、位牌に書く時はちょっと勝手が違います。

なぜかというと、

木の繊維に墨がにじむ。

のです。

なのでこれに対処する「お坊さんあるある」なのですが、

  • 木の表面にチョークを塗って木の繊維の隙間を埋める。
  • 布で表面をゴシゴシ擦って木の表面の繊維を滑らかにしてにじみにくくする。

など下処理をしてから筆で書いたりします。

特に位牌に書く時は一発で決めないといけません。

毎回集中して書きますが、下処理が甘いとにじんでしまいます。

ぼくも昔はそういう下処理をしてから書いていましたがうまくいかないこともありました。

そこで習字の先生に何かいい解決策ないですか?と相談したところ、薦められて使った墨液が非常に良かったので紹介します。

墨運堂 玄宗 超濃墨液

これが木に書く時にすごくいいのです。

墨をちょっとだしてみました。

写真ではわかりにくいかも知れませんが超農墨液とだけあってかなり粘っこくて色味が濃い墨液です。

紙コップの裏にだして、ちょっと傾けていますが相当粘りがあって流れていきません。

粘りはあるのですが、実際文字を書くときにはスーッとのびていきます。

もう使わない古い位牌の余りの札に書いてみました。

古くてかなり乾燥している木札です。

これに先ほどの下処理はせずに書いてみました。

筆に墨をべったりたれるぐらいつけて書いたのが1番上。

そこから順番に下に連続して書いていきましたが、上から4番目5番目ぐらいの線が通常文字を書くぐらいの墨の量だと思います。

ですのでこの墨で書けば下処理をせずとも書くことができます。粘りはありますが非常に滑らかで書きやすい墨液です。

写真の木はもう30年以上前の木なのでかなり乾燥していますが、それでもこの程度のにじみでおさまります。

ここ数年、位牌・過去帳ともにこの墨を使って書いていますが、葬儀の時に使う白木の位牌だと下処理なしでもほぼにじむことなく書くことができます。

今日の記事はかなりお坊さん向けの用途解説になってしまいましたが、もし木になにか筆で書く必要のある方(お店の看板とかメニューを書くとか)にはいいんじゃないでしょうか。

筆ペンで木に書くと年数がたつにつれ、文字の色味が薄くなっていきますが、この墨はぼくが使って確認した分にはそういうリスクも少なそうです。

位牌に文字を書くときに、にじんで困っている方は一度使って見てはいかがでしょう。

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このブログを書いている人

真宗興正派善照寺というお寺の住職をつとめながら、一方ではフットバッグというスポーツで4年連続日本一を継続中。

真面目なお寺の仕事からステージでのパフォーマンスまで、幅広い活動を通して学んだことをわかりやすくお届けしていきたいと思っています。

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