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法事の回忌の数え方。1年忌(1周忌・むかわれ)のあと、2年目がなぜ3回忌になるの!?

こんにちは、善照寺住職です。

法事の予定を考えるときに今年がいったい何回忌にあたるのか?って、結構わかりにくいですよね。

特に1年忌のご法事を勤めたあと、その次の年が3回忌になるのがすごくわかりにくいところです。

この記事では回忌の数え方法事を勤める回忌について解説します。

法事の回忌の数え方

葬儀のあと丸1年たった命日に勤めるのがに1年忌(1周忌)の法事。

その次の2年目の命日には3回忌の法事をつとめます。

この2年目が3回忌になるところが感覚的にわかりにくいところなのです。

間違った回忌の数え方

まずは多くの方が勘違いしている回忌の数え方を見てみましょう。

回忌の数え方を間違っている方は下の表のように考えています。

 回忌法要の呼び方
亡くなった年葬儀 
亡くなって1年1回忌1年忌・1周忌・むかわれ
亡くなって2年2回忌??3回忌
なんで2年目が3回忌になるの??おかしい・・・。

これは回忌の考え方を勘違いしているからです。

1年たったところを1忌と考えているんですが、ここが間違いなんです。

正しい回忌の数え方

正しく回忌を書くと以下のようになります。

 回忌法要の呼び方
亡くなった年1回忌葬儀
亡くなって1年2回忌1年忌・1周忌・むかわれ
亡くなって2年3回忌3回忌

実は葬儀が1回目の回忌なのです。

まる1年の命日で勤める1年忌(1周忌・むかわれ)の法事は、回忌でいうと2回忌(こういう言い方はしませんが)ということなんですね。

1年のときだけ1(1周忌・むかわれ)といい、あとの法事は〇忌と呼ぶのでややこしいのです。

こういう理由で1年忌の次の年、満2年目が3回忌となるのです。

同じように考えますと7回忌以降は

満6年で7回忌

満12年で13回忌

満16年で17回忌・・・・

と続いていきます。

ですので3回忌以降は満の年数+1が回忌の数となります。

令和3年の法事年回忌表

浄土真宗では1年忌のあと3・7・13・17・25・33・50・100回忌となる年にご法事を勤めます。

亡くなった年を確認して、表と照らし合わせてください。

亡くなった年回忌
令和2年(2020年)亡1年忌・1周忌・むかわれ
平成31年・令和元年(2019年)亡3回忌
平成27年(2015年)亡7回忌
平成21年(2009年)亡13回忌
平成15年(2005年)亡17回忌
平成9年(1997年)亡25回忌
昭和64年(1989年)・平成元年亡33回忌
昭和47年(1972年)亡50回忌
大正11年(1922年)亡100回忌

命日を過ぎて法事をしたらどうなるの?

一般に法事は命日より遅らせてはいけないということが言われます。

これは大事な法事を忘れたりしないよう、早めに考えておきましょうねということです。

何かバチが当たるとか、悪いことがおこるとかそういう話ではありません。

現代では平日に仕事を休んで法事をつとめるのは難しい社会となっています。

土日に法事を勤めようとすると命日より後ろの日程になることもあるかもしれませんが、ご家族・親族の皆様が集まって勤められる日を選ばれたらよいかと思います。

法事の準備にあたって

ご法事を勤めるにあたって必要な情報はお仏壇のお飾りや道具、作法などをまとめたページ、真宗興正派の道具や作法をご覧ください。

また法事の時の仏壇の飾り方はこちらに図解しておりますのであわせてご覧下さい。

法事が終わったあと、普段の状態にお仏壇を戻す時のおかざりはこちらを参考にしてみてください。

法事の時には良い香りのお線香を御供えしましょう。

今までいろんなお線香を試してきましたが、中でも実際に使って良かったものを紹介しています。