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こどもの感性に教えられた朝。「かもしれない」という想像力。

先日、娘を保育所に送っていく道中のこと。

雲一つない青い空に、ぽかんと白い月がひとつ。

その月をめぐってこどもの言葉に気づかされることがあったのです。

こどもの感性に教えられた朝

車の窓から見えるその白い月を見て娘がひとこと。

娘「あ!白いお月さんがおる〜!」

へんも「そうやなぁ、白いお月さんがおるなぁ。」

すると娘が

娘「あのお月さん・・・・、昨日の黄色いお月さんの殻かなぁ??」

なんてことを言うんです。

その瞬間、何かとても衝撃的で大切な表現を聞いたような気がしました。

そうか、月ってそんな風に見えるのか。

本当に「見たまんま」を感じ取って言葉にしたら、そんな表現もできるんだなぁと、ある種の感動を覚えたのです。

そこで、娘と月についての会話を楽しんでみることにしました。

へんも「昨日の夜のお月さんは黄色かったのに、なんであのお月さんは白いんやろうなぁ?」

娘「中身が無くなったからかもしれん。それか、カケラになっとるんかも。」

へんも「じゃあ今から夜にかけて月の中身が入っていって、中身が満タンになったら黄色く光るんかなぁ?」

娘「そうかもしれん、朝に白いんは夜に黄色く光るために準備しよるんやと思う!」

とか言うんですね。

へんも「じゃあ中身はどんなもんが入ってるんやろうなぁ?水みたいなもんかなぁ?光った後の中身はどこに行くんやろなぁ?」

娘「光る砂みたいなもんが入ってて、光ったらなくなるんかもしれんなぁ。」

う〜む、なんかこどもなりに考えて答えてるんやなぁ。

おもしろい。

知識が邪魔をして、「そのまま」を見ることができない大人

月は地球の周りを回っていて、太陽の光を反射して光っていることをぼくたちは知っています。

月が満ち欠けするのは太陽との位置関係が変わって、そう見えることを知っています。

でも自分でそのことを実験し、宇宙まで行って目で見て「確認」したことのある人は少ないですよね。

大人になったら物事を理解するのに、人に教えられた、どうやら確からしい科学的な知識が先にたってしまいます。

「そういうもの」と割り切ってしまって深く考えず、「ただ見たままに感じる」という感覚を失っていっていくように思います。

まぁ「白い月は、月の殻やで」なんて不思議ちゃんみたいなことばっかり真顔で言ってたら、頭どうかしちゃったのかもしれないと思われると思いますが、そういう風にも見えるねって「感性」や「想像力」は素晴らしいものだと思うのです。

芸術、笑い、音楽、など何を理解するにも知識としておもしろいという部分に偏りすぎてて、理屈ぬきに「ただ感じる」ということを自分はできなくなってきていることを突きつけられたような気がしました。

娘との何気ない会話でしたが、これから年をとっても「感性」と「想像力」を失わないようにしたいなぁと感じた、そんな朝。

オススメの絵本

そんなこどもたちの想像力と感性を育てる絵本「りんごかもしれない」。

絵がめちゃくちゃかわいくて、こどもにはぜひ読ませたい1冊。

「かもしれない」という無限の想像力、大人が読んでもおもしろい絵本です。

同じ作者の絵本ですが、こちらもめちゃくちゃかわいくてオススメ。

こどもの感性や思考力を高めたいと思って、ワンダーボックスというプログラムも体験中です。