【浄土真宗】お線香をあげる意味って何?お坊さんが伝えるお香の心。

お香




こんにちは、お坊さんブロガーのへんも(@henmority)です。

仏壇でお参りするときにお供えするのがお線香。

普段何げなくあげているかもしれませんが、お線香のお供えにも意味や作法があるんです。

線香をあげる意味や作法を知っておくとお参りがより充実しますよね。

中には線香の臭いは苦手という方も多いかもしれませんが、もしかしたらそれは大きな誤解かもしれません。

本日は線香をあげる意味について解説しますよ!

線香あげる意味

お香は2500年以上前から使われており、仏教とは深い関係があるんです。

仏前で線香を焚くのには主に3つの意味があります。

線香をお供えする意味
  1. よい香りを仏さまにお供えして感謝の気持ちを表す。
  2. お香の力で自分自身を浄める。
  3. 仏の智慧がわけへだてなく部屋中に広がることの表現。

お線香は煙がでてたらOKと考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、尊い仏さまに献上するという意味を考えると煙臭いものをあげるなんて失礼ですよね。

お線香をお供えする意味を考えると、「よい香りの線香をお供えするとことが一番大切なことといえるでしょう。

お焼香の意味も同じことがいえます。

値段が高ければ高いほどよいというわけではありませんし、(お香の高いやつは天井知らずです。)好みもいろいろです。

ですから、選ぶ目安としては「自分はこの香りが好きで、毎日焚きたい。部屋がこの香りになればいいなぁ。」と思う程度の線香を用意されてはいかがでしょうか?

品質のよい線香は白檀沈香・伽羅などの香木や天然の香料を原料に作られます。

香木の線香は煙がでても目にしみたり、嫌な臭いで喉や頭が痛くなったり、ましてや部屋が臭くなったりするようなものではありません。

線香から学ぶ事

 染香人(ぜんこうにん)のその身には香気(こうけ)あるがごとくなり

これをすなわちなづけてぞ香光荘厳(こうこうそうごん)ともうすなる

親鸞聖人の作られた和讃の中にこのようなものがあります。

染香人(ぜんこうにん)というのは、よい香り(習慣)を繰り返すことで、その香り(習慣)がその人に染み込み、そして最後にはその人自身が漂わせる香り(魅力)となった人のことです。

日々繰り返すよい香り(習慣)が人や家に染み込み、良い香りに染めあげ、最後には「その人や家自身の香り」となっていくということが、線香ひとつから学ぶ事ができるんですね。

毎日高い線香を贅沢に使うのがよいと言っているのではありません。

よい線香は少量でも本当に広がりのある品のよい香りがします。

半分ずつ使うとか、少量でも良いので部屋が心地よく香るような線香をお供えする事をおすすめします。

線香の成分

線香は「香」とは名ばかりの低品質なものから、希少な高級品まで様々なものが市販されています。

廉価な線香の中には杉の葉を粉末にして固めたもの(煙が多く、主にお墓参り用等の表記)や、安く作る為に人工の合成香料が多く含まれているものもあるようです。

質の悪い合成香料を使ったものの中には、シックハウス症候群の原因でもあるホルムアルデヒド(有害な化学物質)が検出されたものもあり、目が痛い、吐き気や頭痛が起こったという事例があることも。

安い線香の全てが有害というわけではありませんし、感じ方には個人差もあるとは思います。

しかし質の悪い煙を吸い込むことで何かしら体に悪影響がある可能性はゼロではないのではないでしょうか。

線香の売り場では煙やにおいの少ない線香、無香料の線香、はてには線香用消臭スプレーというものまで見かけるようになりました。

本来お香はいい香りのものなのですが、家庭で用意される安価なお香はあまり良い香りをは言えないものもたくさんあります。

なんども言いますが、お線香で一番大事なのは香りです。

いい香りの線香を一覧にしてまとめましたのでこちらもどうぞ!

お香の原料である天然香木の白檀沈香についても解説しています。

お線香の原料として使われる香料を知るとよりお線香を楽しんでいただけると思います。

線香のお供え作法(真宗興正派)

香炉を仏壇の前に飾る飾り方はこちらの記事も読んで見てくださいね。

線香の本数、長さ、太さ、色などに規定はありません

▼香炉に入る長さに折り、灰の上に寝かせてお供えします。
2015-09-24 17.33.09

追記:ついにお香をプロデュースすることに

お香のことをブログで書いているうちに、お香をプロデュースするという仕事がはじまりました。

第1弾はお線香ではありませんが、塗香という体に塗って香りを楽しむお香をプロデュース。

中高年の男性にぜひ使っていただきたいお香となっております。



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