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お坊さんが着る衣服の夏用と冬用の違い

こんにちは、善照寺住職(@henmority)です。

お参りに行くとよく、 「その服暑いんですか?」 「冬場は寒いでしょう?」 とかいろいろ質問をいただきます。

色もきれいなので、お坊さんの格好に興味がある方も多いのでしょう。

この記事では法事の時に着用している色衣の夏用と冬用の違いについて紹介しますね。

お坊さんの衣、夏仕様・冬仕様

お坊さんの衣服も季節によって変わり、6月1日〜9月30日までが夏の衣になります。

このオレンジ色の衣は色味が違って見えますが、どちらも真宗興正派では首座一等というランクの人が着る衣です。

左が冬用・右が夏用

お坊さんの衣の色が法要に出席するときの席順の目安になるんですよ。

夏用はむこうの景色が透けて見えます。
冬用は生地がどっしりしています。

道服も夏仕様・冬仕様がある

僧衣でできるもんで話題になったのが真宗興正派では道服と呼ばれる黒い衣。

道服は真っ黒なのでわかりにくいかもしれませんが、光にかざすと違いがよくわかりますよ。


道服の夏仕様
道服の冬仕様

10月と6月に入れ替えて保管

衣替えシーズンになると日陰干しして、防虫香をいれて、たとう紙に包んでまた次の衣替えまで封印します。

防中香は和風のいい香りが衣に移って、袖を通すととてもよい香りがします。

防虫香をいれて保管