金封(のし袋)の水引の色と表書きの書き方【浄土真宗・関西編】

金封の水引の色は何色にすればよいですか?

表書きはなんと書けばよいでしょうか?

法事や葬儀からいろんなお慶び事まで、お包みをする時に水引の色を何色にして、正面にはなんて書けばいいのか?って頭を悩ませますよね。

この記事では水引の色と表書きについて解説したいと思います。

水引と表書きは宗派によっての違いもありますし、また地域によっても違いがあるので情報のひとつとして参考にしていただければと思います。

水引と表書き

1.慶事 【赤白もしくは金】

表書き
「御祝(おいわい)」
使う場面
  • 結婚式
  • 落慶法要[らっけいほうよう](新築・改築など)
  • 住職継職法要(お寺の新住職就任法要)
  • 入仏法要[にゅうぶつほうよう](新仏壇のお迎え)
  • 建碑法要[けんぴほうよう](お墓の新設)

上記の「お慶びの法要」に参列するときは「御祝」と書いて供えていただいたらいいかと思います。

入仏法要や建碑法要などは「御佛(仏)前」などもいいですね。

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2.弔事 【黒白もしくは銀】

表書き
  • 御佛(仏)前
  • 御香儀(ごこうぎ)
  • 御香典(ごこうでん)
  • 御供(おそなえ)

など

使う場面
  • 通夜
  • 葬儀
浄土真宗では「御霊前」という言葉は用いません。
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3.その他法事などの法要に列席する時 【黄白】【黒白】【赤白】

表書き
  • 御佛(仏)前
  • 御香儀(ごこうぎ)
  • 御香料(おこうりょう)
  • 御供(おそなえ)

など

使う場面
  • 法事
  • 祥月のお参り

など

関西圏の方は一般的な法事のお供え等に用いる場合【黄白】でよいかと思います。

四十九日の法事までは【黒白】を使うことも多いですね。

【浄土真宗】四十九日(満中陰)の法事が3ヶ月にまたがったらよくない?

2016.03.24

報恩講や五十回忌以降の法事などは【赤白】などにする地域もあるようです。

黄白の水引について

関西圏・北陸・四国などで一般的によく使われる【黄白】の水引の発祥は京都にあります。

普段我々が使う【赤白】の水引とは別に、ほとんど目にすることはありませんが【紅白】という水引が存在します。

その【紅白】と呼ばれる水引は皇室への献上物専用の水引で、赤の染料で染めながらも、できあがりの見た目は濃い松葉色(濃緑色)で【黒白】の水引と見間違えやすいものだそうです。(ぼくも実物を見たことがありません。)

そこで、京都では【紅白】と【黒白】を間違えないよう、お葬式でも【黒白】の水引を使用せずに【黄白】の水引を使うようになったそうです。

現在も関西、北陸、四国では【黄白】の水引が多く使われています。

関東からご法事に参られる方に聞いてみると【黄白】の水引ははあまり主流ではなく、流通もしていないようですね。

水引の色のきまりは宗派による違いもありますが、地域の習慣によるところが大きいようです。

寺院・僧侶に対して納める時

表書き
  • 御布施(おふせ)
  • 懇志(こんし)
  • 御供(おそなえ)
  • など

▼これは先代住職の祖父から聞いておるところによると、お寺に対しては基本的に【赤白】でかまわないそうです。slooProImg_20160601144814.jpg

お布施は僧侶の労働賃金ではなく、お寺のご本尊阿弥陀如来様にお供えするもので、献上されたお金は浄財として仏法を存続するために使われます。

仏法を喜ぶ「喜びの心」を持って、自ら仏さまに献上するものでありますから【赤白】でよく、金額の相場・多い・少ないはございません。

ですから表書きも僧侶に対する「御経料」という書き方ではなく、「御布施」と書いて頂くのが良いと思います。

ただ、ご葬儀の時に【赤白】を使うことは心情的にも落ち着きませんので、その時は【黒白】【銀】などを使って頂いたら結構です。

お寺の法要に参る時にお金を納める場合は「懇志(こんし)」「御供」なども適切です。

包みの右上についている熨斗は仏事には必要なものではありません。

金封の水引と表書きまとめ

この水引、表書きということに関しては地域によってルールの差があるので、「これはこうするのが正式です!」と言い切れない部分があります。

長野の方だと通夜に「お見舞い」と書いて【赤白】の水引で香典を渡すなんてところも。

これは「生前入院中にはお見舞いにいけず、今頃になって申し訳ないけれども残念な気持ちと感謝の気持ちを込めて受け取って頂きたい」という意味で、通夜の席で遅れながらのお見舞い金を渡す、いうことだそうです。

ほんと地域によって全然違いますよね。

ご自身が参列する法要の趣旨や地域の風習、金封を渡す相手とその意味を考えて水引の色と表書きを選んで頂くことが重要です。

わからなければ檀那寺さんに聞く、これが一番です。

この記事もひとつの参考になればと思います。

合掌


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このブログを書いている人

真宗興正派善照寺というお寺の住職をつとめながら、一方ではフットバッグというスポーツで4年連続日本一を継続中。

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