刀好きは必見!!備前長船刀剣博物館で知る刀剣の美しさ。

いや〜自分の知らない世界を知るってのは楽しいもんですね。

先月、研修会の行程の中で立ち寄った「備前長船刀剣博物館」をご紹介。

甘平

一昔前は歴史物は「おっさんのフィールド」だったのが、最近は「歴女」や「刀剣女子」なる言葉もでてきて新しい流れが起こっていますよね。

丸亀市でもニッカリ青江とコラボレーションしたイベント(ヨッセンス)などもありましたし、秋葉原には刀剣を見ながら食事のできる刀剣茶寮なるお店もオープンしたとか。

数年前からにわかにブームが広がりつつある刀剣。その魅力を堪能できる博物館「備前長船刀剣博物館」に行ってきました!

備前長船刀剣博物館

この備前地方は平安時代末期から鎌倉・室町時代にかけて名工を輩出していて、国宝や重要文化財に指定されている刀剣の約半数がこの備前で作られたものだそうです。

その功績を世に残し、伝統的な刀鍛冶の技術を後世に残すために昭和58年に開館したこの博物館。

▼刀剣の魅力を存分に楽しめる博物館なのです。
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ここは何年か前に「エヴァンゲリオンと日本刀展」も開催されたことで有名ですね。これの開催中に見に行きたかった!

備前長船刀剣博物館の内部。

▼中に入ると大きなスクリーンで鍛造の様子のプロモーションビデオが流れています。
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▼刀がどんな風にできていくのか、作業工程のパネル展示やhenmoblog-9390

刀の重さを実際に持って体験できるコーナーもあります。

取り出せないように固定されていますが、刀身の重さを感じることができます。

▼10cm程度持ちあげられます。
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そして刀の手入れといえば砥石。

砥石もいろんな種類があり、行程によって使い分けることであの刀身の美しい輝きと鋭い刃をつけるんですね。

▼説明読んでたらマニアックでおもしろい!
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他にもこどもが遊べるゲームなんかもありますね。

▼かわいげな「名工とんちんかんゲーム」。ネーミングセンスがいい。
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▼3色のボタンを指示に従って押して名刀を鍛え上げます!
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展示室は1階と2階に。

1階の展示室は撮影不可でしたので遠巻きに撮影。

▼ざっくり言うと、刀がいっぱい展示されています。
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2階の展示は撮影可だったのでいくつか写真を撮ってきました。

展示されたたくさんの刀を見て思ったのですが・・・なんでしょうね、はっきり言ってしまうと刀は包丁のような生活のために必要な道具とは違って、「殺人の道具」ですよね?

しかしそれがわかっていながら、その輝き・刃物の鋭さ・職人の仕事を「美しい」と感じるのはとても不思議な感覚です。

▼刃の厚み感とか輝きが美しいですね。
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刃の形状によって見せ方が違うようで、置きの上下を変えたりします。

▼色味が違ったり、模様がちがったり、反りの感じが違ったり。
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▼鞘のこしらえもいろんなデザインがあっておもしろいですね。
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しかし実際のところ、素人なので「は〜かっこええな〜、きれいやな〜」以上の感想がでてきません。

そこで、何をどう見たらいいのかわからないので博物館で学んだ刀剣の鑑賞ポイントをまとめてみました。

刀剣の鑑賞のポイント

刀剣に形のことを刀姿(とうし)というそうで、実用からの経験を反映することで時代ごとにその形状が変化していきます。

刀姿を見ることで、時代に応じてどんな戦いが求められたかを読み取ることができるそうです。

1全体の姿を見る。

重ね(刀身の厚み)・身幅(刀身の幅の厚さ)・長さ・反り・鋒(きっさき)の大きさの違いでどの時代に作られたか類推します。

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2地金を見る

地金とは刀剣の鋼そのもののことで、鋼は原料の質や産地によって質感や色が変化するそうです。

これを鍛錬した結果生じた鍛え肌の模様から流派を識別。

この模様が日本刀のみどころのひとつ。

3.刃文をみる

焼き入れをして硬度を高めた部分を焼刃といい、焼きの入っている部分と入っていない部分の境目が刃文です。

おなじ刃文の刀は一口ひとふりもないため、刀工の個性がわかりやすい部分。どんな形でどんな焼きかを鑑賞します。

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ワンピース11巻で刀屋の主人が「刃は乱刃小丁字、良業物”雪走”!!」

って言ってるのもこういう刃の模様の種類なんですね〜。

4.なかご茎(中心)を観察する。

茎の形や鑢目やすりめ、切られている銘を観察します。

刀工銘や制作年などの情報を記すのが基本だそう。

無銘でもサビのつき方を鑑賞できるのもこの部分の魅力。henmoblog-9403

こういうポイントをおさえて、知識と歴史が頭に入ったらもっともっとおもしろいんでしょうね。

備前長船刀剣工房

公開鍛錬場

ここでは職人さんたちが実際に制作しているところを見学することができます。

といっても開催日時が決まっていて、毎月第2日曜日の午前11時からと午後2時からの各1時間ずつ、古式鍛錬を見ることができるそうです。

▼写真の名札にあるように毎月職人さんが変わっていくんですね。
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この日はど平日だったので、特にイベントはなし。

▼工房の中を見学するだけになりました。実際火が入ったらすごい迫力でしょうね。
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備前長船刀剣工房

鍛錬場から続いて、塗りや彫刻、研ぎなどの仕事が見学できます。
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のはずが、この日はこちらも誰も職人さんがおらず外からの見学のみ。

▼中に入って仕事の様子を見学できるそうです。
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▼研ぎの様子とか見てみたかった!残念!
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この博物館、至る所にいろんなマンガ家さんの色紙がかざられています。

▼岡山・香川の人はおなじみ、ちょっと気になる〜ザグザグ〜♪の色紙もありますね。
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ふれあい物産館

▼最後博物館からの出口ではお土産を買うこともできます。
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お菓子などのお土産はもちろん、刀剣関係の手入れグッズや小刀、ペーパーナイフなどがあります。

しかし、職人さんの小刀などは数万円とちょっとお土産で買うって値段じゃないんですよね〜。

せめて包丁ぐらいかな??
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備前長船刀剣博物館まとめ

今回見に行った期間に開催していた展示テーマが「日本刀の見どころ勘どころ」だったのもあり、刀剣を見てきれいだなぁと楽しむだけではなく、ちゃんと刀剣の勉強をする場所という印象が強かったですね。

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職人さんの仕事を見たい方や小刀・ペーパーナイフの制作教室など事前予約が必要なものもありますので、ホームページで開催日程を確認してから行く事をオススメします。

備前長船刀剣博物館の情報

住所:岡山県瀬戸内市長船町長船966番地
電話番号:0869-66-7767
HP:http://www.city.setouchi.lg.jp/token/index.html

お得情報

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このブログを書いている人

真宗興正派善照寺というお寺の住職をつとめながら、一方ではフットバッグというスポーツで4年連続日本一を継続中。

真面目なお寺の仕事からステージでのパフォーマンスまで、幅広い活動を通して学んだことをわかりやすくお届けしていきたいと思っています。

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