【先祖の調べ方まとめ】家系図を作るための情報の集め方

こんにちは、お坊さんブロガーのへんもです。

本記事では、先祖の調べ方や情報の集め方をまとめました!

大人になると「自分のいのちはどこからきたのだろう?」という気持ちが1度は沸いてきたことがあるのではないでしょうか?

自分の先祖はどこで何をしていたのだろうか?

自分の家はどんな一族だったのだろうか?

そんな気持ちになったときに先祖を調べる方法を紹介しています!

先祖の調べ方

先祖の情報の集め方は大きくわけて4つの方法があり、それらを組み合わせて情報をまとめます。

先祖の調べ方
  1. 親族・親戚に話を聞く
  2. 戸籍を調べる
  3. お墓やお寺の過去帳を調べる
  4. 地域の文献などを調べる
  5. 番外編〜遺伝子でルーツを探る〜

など

ではそれぞれ詳しく見てみましょう。

1.親族・親戚に話を聞く

まず一番手っ取り早いのは親族に聞くという方法で、まずはここから初めてみましょう。

祖父母やその兄弟まで存命の場合はかなりの情報を集めることができるでしょう。

ただ親族・親戚の話も漢字の表記に関しては注意しておきましょう。

名前の漢字表記は間違いが多い

昔の人は名前の漢字表記が正確に伝わっていないということがよくあります

お坊さんとしてお葬式に参らせてもらった時に、故人の名前を確認すると戸籍と周囲の人が呼んでいる名前が違うということが何度かありました。

本人が勝手に名乗っていたり、好きな漢字をあてて使ったりしていたというケースですね。

家族ですら戸籍上の漢字名と通常使用していた漢字名が違うということを知らなかったケースも。

また明治期ぐらいの方は何個か漢字を使い分けている場合もありました。

親族からの話も重要な情報源ですが、名前はこの後紹介する戸籍を調べてチェックしましょう。

2.戸籍を調べる

先祖のことを調べる一番確実な情報は戸籍です。

ただ、戸籍は本籍地のある役所でなければとることができません

戸籍関係証明書の取得には3通りの方法があります。

戸籍関係証明書の取得方法
  1. 本人が窓口で直接取得
  2. 代理人(親戚・知人)が、窓口で取得(委任状が必要です。)
  3. 郵送請求/取り寄せ

本人が窓口で直接請求するには平日の役所があいている時間に訪れなければなりません。

代々同じ土地に住んでいて、本籍地と住民票が同じ方はまだとりやすいですが引っ越して本籍地が遠い場合は取得が難しくなります。

その場合は郵送で送ってもらう手続きをしましょう。

戸籍の取得は請求する戸籍に入っている本人、その配偶者、直系の子孫・先祖以外の人が請求する時には、委任状が必要になります。

請求用紙
各市区町村の備え付け若しくは、ホームページからダウンロードした請求用紙が必要です。
請求用紙が無い場合は、自分で用意した便せんなどに手書きで必要な事項を記載しても申請可能です。
わからないときは各市区町村の担当者に直接電話して、書き方をお聞きください。
氏名のところに印鑑を忘れないように!
返信用封筒
返信用の封筒に切手を貼ります。目安としては一通だけだと82円。
それ以上の複数枚請求するのであれば92円、50gを超えそうなら140円の切手をはりましょう。
返信用の封筒にあらかじめ返送先となる自分の住所・宛名を書いて82円切手を貼っておきましょう。
手数料(申請料金)
市町村によって手数料がちがいますが、1通450円程度。
郵便局の定額小為替または現金書留で支払いします。
定額小為替は、郵便局で買うことができます。
請求者の本人確認書類
住所を確認できる運転免許証・健康保険証などのコピー
請求者の情報
請求者の情報が必要です。

  • 住所
  • 氏名
  • 生年月日
  • 昼間連絡のとれる電話番号
申請者の署名と捺印
申請者の署名と捺印が必要です。
請求理由・使用目的の記載
家系図作成のためとか、家族の歴史を調べるなど
本人の委任状
基本的に戸籍は誰でも請求できます。
しかし請求する戸籍に入っている本人、その配偶者、直系以外の第三者が他人の戸籍の証明を請求する場合は委任状や正当な理由が必要になります。

3.お墓やお寺の過去帳を調べる

お墓やお寺の過去帳も先祖の重要な手がかりのひとつです。

お墓に書かれた法名・戒名と俗名、命日や年齢などから関係性がわかることもあります。

また菩提寺がわかっている場合は、そのお寺の住職に問い合わせてみるのもひとつの手がかりになることがありますね。

▼お寺には檀家さんの法名・戒名と俗名を記録した過去帳が保存されています。
お寺の過去帳

過去帳をみることで戸籍以前の先祖がわかったり、○○の父などと書かれていていろいろな関係や情報がわかることがあります。

ただ、現在は個人情報の保護という観点からもお寺の過去帳は自由に閲覧することはできません

ですので、その寺院の住職が調べて、依頼者に解答するという形になります。

お寺に問い合わせる時、最も重要な情報は命日です。

お寺の過去帳は○月1日に亡くなった人、○月2日に亡くなった人というように○日というところをキーにしてまとめられています。

▼例)19日に亡くなった方のページ
過去帳の日付表示

おそらく過去帳をすべてデータベース化できているお寺は少ないと思います。

お寺に依頼する場合、住職がしらみつぶしに全ページを目視で探していくということになるので命日がわかると検索がスムーズです。

命日や名前など関連する情報無しで探すのはかなり大変な作業になります(住職が)。

4.地域の文献を調べる

何か名を残すような功績を残した先祖がいるなら、その地域の資料館などで文献を調べると情報がでてくるかもしれません。

地域の歴史資料館などを中心に訪ねていくのもいいですね。

郷土の歴史や人のことについて詳しい方に出会ったり、新たな情報源が見つかるかもしれません。

先祖の調べ方まとめ

これらの情報を複合的に組み合わせて先祖の情報を集めていきます。

ひとつだけ言えることは、できるだけ早く情報を集めはじめることです。

親族もいつまで存命かわかりませんし、戸籍の情報も保存期間が決まっているので破棄されてしまうと2度と調べることができなくなります。

思い立ったらすぐ行動し、情報を集めましょう。

そして集めた情報は家系図になおしておくと親族にも喜ばれます。

ただ、情報に抜けのない正確な家系図を作るのは相当な手間と時間がかかる作業です

信頼性の高い家系図作成専門サービスを利用するのも1つの方法

そんな複雑でめんどうな調査の手続きと、情報の読みときや整理を戸籍と相続のプロである司法書士や行政書士がすべて代行してくれる家系図作成の専門サービスを利用するのもひとつの方法です。

ぼくのオススメは家樹というサービス。

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