こんにちは、フットバッグプレイヤーでブロガーで住職のへんもです。
2018年9月23日に行われたジャパンフットバッグチャンピオンシップ2018(以下JFC2018)に参加するために東京まで行ってきました!
JFC通算7度目の優勝
2003年に始まり、毎年開催されているフットバッグの全国大会ジャパンフットバッグチャンピオンシップ。
過去2回欠場(祖父が亡くなりお寺を引き継いだ2006年と、台風で四国からでられなかった2017年)したけど、それ以外はずっと出場しつづけ今回で14回目。
フリースタイルで通算7回目の優勝、BIG3で8回目の優勝ということになりました。
個人的にはこの夏の世界大会で活躍した石田太志を倒して優勝!…ってストーリーが理想だったんだけど、石田選手は出場しなかったんですよ…残念。
まぁ試合結果はどうでもいいとして、今回のJFCのメインは別にあるんですよ!!
JFC2018にはVasek Klouda(ヴァシェック クロウダ)が来日!!
JFC2018にはフットバッグプレイヤーにとってこれ以上無いゲストが来てくれました。
フリースタイルフットバッグの歴史の中で最高のプレイヤーの1人であるVasek Klouda(ヴァシェック クロウダ)選手が来日。
もうね、このVasek抜きにはフットバッグは語れない!
フットバッグを初めて2年ちょっとで世界チャンピオンとなってその後6年連続で世界一の座に輝くことに。
圧倒的な技術と運動能力で、普通のプレイヤーなら1回決めるだけでも大変な超高難度の技をいとも簡単につないでいくスタイルはすべてのプレイヤーの憧れでした。
▼ちょっと古い映像だけど、フットバッグを知らない人にもこの30秒をぜひ見て欲しい!
2000年代前半、Vasekが全盛期のころは誰も手がつけられないくらい超人的な強さ。
本当に素晴らしいプレイをみせてくれていました。
もちろん僕自身もVasekファンの1人。
youtubeもない時代には海外サイトで何とか動画を探したり、VHSのコマ送りで確認したりして練習していましたね。
今はいくらでも見られるから全盛期のころのVasekの動画を貼っておきますね。
▼バランス感としなやかさがすばらしくて、身体操作として美しすぎる。
現在はフットバッグでのパフォーマンスはもちろん、サッカーボールのフリースタイラーとしても活躍しています。
そのVasekが日本に来て、一緒にプレイできるとなったらいかないわけにはいかないじゃないですか。
サッカーで言うならネイマールやメッシがきて一緒に練習できるみたいなもんですよ!
過去の世界大会で一緒に蹴ったり話もしたことはあるんですけど、その時にはまだこちらも下手くそすぎたのでうっすらとしか覚えてもらってなかったと思うんですよね。
▼2005年のヘルシンキでの世界大会にて。(せっかく写真をとったのになんでこんな目になってるのが今になって悔やまれる。)
▼2006年から12年ぶりに再会
競技の合間にVasekのパフォーマンスもあり
JFCの競技の合間にVasekによるパフォーマンスもおこなわれました。
Vasekはビートボックスもうまくて、自分で音楽を奏でながらパフォーマンス。
そして、大会中に行われる非公式競技2つでは同じステージで競技することもできました。
非公式競技2種目ではVasekが1位、僕が2位。
やはり凄さを実感するとともに久しぶりに目の前でプレイをみてすごく感動したことであります。
JFC2018にはいろんな顔ぶれが集まった!
オーストラリアの選手Daniel Ednieや中国のシャトルコックのチャンピオンBruce LiやKung Hoも来てくれて国際色豊かな大会に。
また、「Vasekが来るなら!」とフットバッグが日本で広まりはじめたころ熱心に取り組んでいたプレイヤーも観客として来てくれて、懐かしい再会をはたしたのもとても嬉しかったですね。
副賞としていただいた焼き菓子は茨城県牛久市にオープンしたパティスリールミナスさんの焼き菓子。
パティスリールミナスのパティシエkeitaさんは昔フットバッグのプレイヤーとして活動していて、2004年・2005年の世界大会には一緒にチームジャパンの選手として参加した1人。
▼2004年モントリオールにて。試合の合間に甘い物を探して食べ歩くカフェ部を作って町を散策(左・へんも、右・パティシエのkeitaさん)。
当時から甘い物が好きだったけど、その後パティシエになっちゃうとはその時はだれも予想だにしなかったのであった・・・。
自分が30代半ばを越えてもいまだに現役選手というのも不思議な感じですが、10年以上ぶりにかつて競いあったメンバーたちと会えたのも嬉しい大会でした。
2日目Vasek Klouda(ヴァシェック クロウダ)ワークショップ!!
大会終わって2日目は日本フットバッグ協会主催のVasekによるワークショップに参加。
トーストールやインサイドストールなどの基本的な技にはじまり、ひとりひとりに説明と実演をしてくれました。
また「へんもはこれをやったらいい」という課題となる技の組み合わせとアドバイスを特別に教えてもらえました。
教えを聞くことができるというのはすばらしいことですね。
今は誰かに教えてもらったり指摘をもらえることはほぼないので、自分で自分の動画を見て確認するしか練習の方法がないんです。
自分自身行き詰まりを感じてたし、練習のモチベーションも下がってたけどこれを機にもうちょっとがんばろうかなという気分になりました。
ずっと憧れ、何度も動画をみて手本にしてきた選手から実演して教えてもらえることは本当に素晴らしい体験でした。
結局、トッププロはすごい量の練習をしている
Vasekはセンスが天才的だと思ってたけれども、実際にいろいろ話を聞くとその技術を裏付けるとんでもない量をこなしていることがよくわかりました。
また精神面のコントロールもよく考えてるんやだなと納得。
- 基本の技がしっかりできることが大事
- 1発大技ができてもダメ
- 反復の練習量と継続期間
- 週1回にまとめてやるより、毎日少しずつでも取り組め
- 練習を段階的に進歩させる
- 人前でやっても同じことができるように
- モチベーションの維持の方法を知る
まぁあらためて書くまでもないぐらい、あたりまえのことですね。
動画で目にするのは派手なすごい技が多いけれども、その裏付けとなる基礎部分の徹底ぶりと盤石さをとても感じました。
なんかね、めっちゃ楽しかった!
▼12年前の世界大会の時はVasekもピリピリしてたからそんなに話をしたりもできなかったけど、ずっとあこがれていたトッププレイヤーとこんな風にご飯食べたりできる日が来るなんて不思議な気分。
いや、もうほんとただの日記みたいな記事をかいちゃったし語彙力がアレだけど、最高に楽しい2日間でした。
JFCの運営をしてくれたスタッフの皆さん、Vasek、あと会場や打ち上げでお話させてもらったり一緒に蹴った皆さん本当にありがとうございました。
超楽しかった!
おわり!