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【第1回仏教的交渉術】交渉は未来をつくる話しあい。調和のとれた関係を目指そう。

Youtubeでお届けしている人間関係をスムーズにする仏教的交渉術の第1回目の動画内容をブログの方にもテキストでまとめました。

動画よりはテキストで読みたいというならこの記事をごらんくださいね。

仏教的交渉術の第1回目の動画ではそもそも「交渉」って何なのか?

交渉の役割や交渉の目指すところについてお話しています。

【第1回】交渉は未来を作る話しあい

あなたは交渉が得意ですか?

そう聞かれて、得意だと答えられる人は少ないかもしれません。

交渉というとビジネスで使われる言葉という印象が強いですよね。

政治的な何か国どうしの揉め事を話し合って解消する、そんな時によく交渉という言葉が使われるので、自分にはそんなたいそうなことはできないよと感じる方もおられるかもしれませんね。

しかし交渉というのはそんな大きな話だけではないんです。

あまり意識していないかもしれませんが、実は普段の生活の中で私達はすでにいろんな交渉をしているんです。

  • 友達との遊びの約束
  • 家族との会話
  • 仕事の役割分担やお願い

これらはすべて立派な「交渉」です。

何して遊ぶ?とか、どっちが風呂洗う?とか、この仕事誰がいつまでにやる?などもすべて交渉によって成り立っているんですね。

ズバリ交渉とは、「未来を作る話しあい」です。

2人以上の人間がこれからやることとか、これからのあり方について話しあっていろんなことを取り決めるわけです。

しかし、それぞれにああしたいこうしたいという想いとか立場とか都合があって利害が対立することがあります。

その利害関係を調整するための話しあいが交渉です。

交渉が関係を作る

交渉の進め方によって2人の距離感とか関係が作られていきます。

うまく交渉できなかったら関係性がこじれてしまったり、ストレスを感じる関係になってしまうわけですね。

これをいかにうまく調整できるかというところが交渉力です。

今まで人付き苦手だなとか、どうも自分はあんまり交渉が得意じゃないなと思っていた人も安心してください。

交渉は未来を決めることなので、要はこれからをどうするのか?という話です。

なので、動画の内容をみて学べば絶対上達しますので一緒に考えていきましょう。

理想の交渉結果とは

まず理想的な交渉結果をイメージできるようにしましょう。

人との良い関係性、そしてよい未来を作るために交渉するのですから交渉の結果できる理想的な関係ってどういうものかイメージしておくことが大事です。

マラソンでもゴールがどこかわからないまま走り出すなんてことはありませんよね。

レースの途中でどんなアクシデントがあるかはわからないけど、向かうべき方向とか目標地点は知っておかないとの話になりません。

ゴール地点についてある程度しっかりとイメージをもちながら話を進めるということが大事です。

しかし、関係性というのは目に見えませんから、理想的な形というのがなかなかわかりにくいんですよね。

そこで今日はお経の中に理想の関係性についてヒントとなる話があるので紹介をします。

お経に説かれる理想の関係

浄土真宗で読まれるお経の中に仏説観無量寿経ぶっせつかんむりょうじゅきょうというお経があります。

えげつない家庭内トラブルで悩む韋提希いだいけという王妃に対して、お釈迦さまが

お釈迦さま

仏さまの世界である浄土はこんな感じやぞ〜

と見せるシーンがあるんです。

その中に、宝の樹を観ると書いて、宝樹観ほうじゅかんと呼ばれる部分があります。

仏様の世界である浄土には、 たくさんの美しい木が生えていて、大きい木や小さい木など、いろんな種類の木があるんですけど整然と並んでいるそうですね。

しかもその木ひとつひとつが様々な宝石で飾られていて、とても煌びやかで光を発している、そんな世界だと。

▼イメージ写真
宝樹観のイメージ写真

普通われわれの世界では大きな木と小さな木があれば、小さな木の方は成長することができずに負けてしまうことがありますね。

太陽の光が遮られてしまったり、根や枝がしっかり伸ばせないため栄養が取れなかったりして、 小さなの木は成長することができません。

しかし浄土の世界に生える木は違っていて、 それぞれが枝葉を100%の力でお互い伸ばしていてもお互い邪魔しないそうです。

誰かが伸びたから誰かが虐げられるとか、誰かが大きくとったから誰かがすごく我慢しないといけないとか、そんなことがないんだそうです。

しかもそれぞれの木が宝石を散りばめられたように光を発しているので、お互いの足を引っ張りあったりせず、むしろお互いを逆に照らし出しあっている、素晴らしいところを称えあっている、そのような状態だと表現されています。

常にそれぞれが100%の力を発揮しながらなおかつお互いの邪魔をしない、これが理想的な調和の取れた世界ということが表現されているわけですね。

つまりこういうあり方が理想の関係性なんだ受け止めることができるわけです。

家族でも友達でも仕事でも、どちらかがものすごくメリットを受けてて、片一方が凄く我慢している、そういう状態になる話しあいだったらそれはあまりいい状態とは言えないということですね。

第1回まとめ

最後に内容をまとめますと、交渉のゴールは調和のとれた関係を目指すんだということです。

どちらかが凄く我慢していたり、対立しあっている状態は良くないということですね。

調和のとれた関係を築く交渉ができているか確認するために3つのポイントを意識してみましょう。

交渉で大事な3つのポイント
  1. 問題が解決できているか。
  2. お互いメリットとか利益が確保できているのか
  3. お互い内容に納得し、気持ちが満足しているか

このどれかが欠けるといい交渉とは言いがたいのです。

  • 話す時にちゃんと相手の利益をちゃんと守れてるのかな?
  • 相手のメリットを考えられてるのかな?
  • 自分の都合ばっかり言ってないかな?

という感じで、ちゃんと自分と相手が共に成り立つような話し合いができているか、一回一回意識して話しをすることが交渉に臨むときの大前提として大事なことです。

人間関係をスムーズにするため交渉は、何か特別なやり方で一気に改善するのは難しい。

とても身近で、とても何気ない普通のやり取りにこそ、ちょっと気づかいや考え方を取り入れて言い方を変えたり、行動を変える。

そのことが一番大事です。

交渉の結果作られる未来の生活が、お互いを照らしだしあえるような、そんな関係をつくれるように話をする時は意識していきましょう。

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