人生にはいろんな「選択」があります。
朝ご飯はパンかごはんか?とか、靴下は右足と左足どちらからはくか?みたいな小さなことも選択です。
どの学校を選ぼうとか、いつプロポーズしようとか、人生における大きなイベントまで全て「選択」の連続です。
この選択の仕方によって、人生はいろんな道筋を通ります。
しかし、ある程度年齢を重ねると急に人生の道筋が狭くなってきたような気がしてはいないでしょうか。
人生経験が増えてくると自分の好きなものや成功体験から、いつも同じものを選んで安全な選択を繰り返し、新しい学びや刺激が少なくなりがちです。
そんな時におすすめな、ぼくが個人的に「人生を揺らす」と呼んでいる人生の幅を広げる選択の仕方を紹介したいと思います。
人生の幅を広げる選択の仕方
人生の幅を広げる選択の仕方はたったひとつ。
それは、自分がこれだ!と思ったものとちがうものをあえて選ぶという方法です。
コーヒー飲みたいなーと思ったときには紅茶にしてみる。
肉が食べたいなぁと思ったときには魚にしてみる。
なじみのお店でいつもならトンカツを食べるけど、今日は野菜炒めにしてみる。
白のセーターを買おうと思ったら赤を買ってみる、とか。
これに何の効果があるんだと思うかもしれませんが、人生の幅を広げるとても重要な方法だと思っています。
人間は皆それぞれ選択のクセがあり、無意識に自分の経験則で安全だったルートを通ってしまうということなんです。
そして、自分のクセで選んだものの結果はある程度予測がつくから安心なんですね。
それをわざと意図的に違うルートを通らせてみようということなんです。
新しい事はいつも自分の外にある。
これにいつもの選択をすると、
この範囲の中は確かに深まりますが、カバーする面積は広がりません。
しかし、自分の選択肢の中にないものをあえて選ぶと
こんな風に自分の経験値としての面積が強制的に広がります。
こうやって選択肢をわざと自分の思いとズラしてやることで、今までと違った刺激がはいって経験値の面積が広がるようになります。
普段通るルートじゃないルートを強制的に通ってみると自分自身に対しても新たな発見があるものです。
自分の好みをより知る事になったり、嫌だと思ってことが意外と良かったり。
経験の幅が広がることで物の見方が広がり、いろんなことへの対応力が高くなるのです。
日々の生活に単調さや退屈さを感じている人におすすめ
今の生活を変えたい、自分を変えたい。
そう思っているかもしれません。
でもそれは行動が変わらなければ絶対に何か変わることはありません。
人生を変える、それは一度に大きな変化を起こす必要はないのです。
大きな選択を一気に変えるのはとてつもないエネルギーが必要です。
しかし、食べるものをちょっと違うものを選んでみる、服をちょっとだけ自分の趣味じゃないものにしてみる。
いつも読まない雑誌を手に取ってみる。
普段聞かない音楽を聴いてみる。
その程度なら多少思った通りにならなくても大した問題ではありません。
そういう細かな選択をするときに自分のクセからズラしたり揺らしたりすることで、経験の幅を広げ自分を再発見する経験をすることが大切なのです。
そしてその小さな変化の結果が積もり積もって大きな変化となっていきます。
とりあえずぼくはブログを書きながら今とてもコーヒーが飲みたいので、紅茶を入れてみます。
この記事を読んでいるあなたは明日の朝ご飯のとき、ご飯党の人はパンを食べてみましょうか。
パン党の人はおにぎりを食べてみましょうか。
そういうのもちょっとした選択なんですけど、たぶんものすごく抵抗があるでしょう。
しかし「私は◯◯な人」という自分自身への決めつけが可能性を狭める原因です。
抵抗を感じるということはそれだけ自分のやり方に執着していて、人間にとって新しいことを学ぶとことはなかなか難しいというこです。
ぜひ少しずつでいいので、学びの時間のために挑戦してみてくださいね。