幽霊ってほんとにいるの?お坊さんの見た幽霊の話・・・。

こんにちは、お坊さんブロガーのへんも(@henmority)です。

お坊さんをしていると絶対に聞かれる質問があります。

それは・・・・・

「幽霊ってみたことあるんですか?」

今日はみんなが気になる幽霊の話。

幽霊ねぇ……見たことありますよ。

ふふふ、幽霊って結構その辺にいるんですよ。

最近はあまりぼくの周辺では見ませんが、やっぱり時々います。

幽霊にはどんな特徴があるか、ぼくにははっきり見えていますのでここに書いておきますね。

みなさんにもよくわかるようにイラストも描いてみたので、今日は幽霊ってどんなものなのかよく知っておいてください。

そして、もし幽霊を見かけたら気をつけてくださいね。

幽霊の特徴

幽霊はいつも後ろ髪をひかれている。

幽霊の長い髪は後ろに引っ張られているんです。

▼「後ろ髪がひかれる」というやつですね。
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いつもああしておけば良かった、こうしておけば良かったと過ぎ去ったことばかり気にしています。

昔は良かったという思いから離れられず、今自分のおかれた状況を喜べません。

幽霊は人をうらやんでばかり。

幽霊が口にするのは「うらめしや〜・・・」という言葉。

▼幽霊は人のことがうらやましくて仕方がありません。
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自分の持ってるものには魅力を感じられず、人の持っているものばかりが気になります。

人と比較して自分のことを喜べず、人が失敗したら笑い、人の足をひっぱるようなことばかり口にします。

幽霊は堂々と自分の人生を生きられないのです。

幽霊は足がなく浮いている。

幽霊は足がなくいつもふわふわしています。

地に足が着いてないんですね。
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考え方や行動が浮ついていて、人生に支えとなる指針がありません。

妄想にとらわれて、あっちへふわふわ、こっちへふわふわ。

自分のやるべきことが定まりません。

幽霊は未来に展望がない。

手がだらーんとうなだれていて、未来に展望がないことを表しています。

▼しっかりと握ってやる気をだすわけでもなく、手を合わせて感謝することもありません。
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どうでしょう?

手を合わせて感謝する心も知らず、口からは「ありがとう」の言葉はなく、人をうらやみ、こんなはずじゃなかったと後悔ばかり

自分の今いる場所を喜ぶことができず、やるべき事がわからない。

▼やっぱいるでしょ、幽霊。
幽霊1

・・・あなたも幽霊になっていませんか?

幽霊の特徴まとめ
  • 後悔ばかり
  • 人を妬んでうらやむばかり
  • 感謝の言葉がでない
  • 地に足がついていない
  • 未来への展望がない

仏教の教えを聞くということは、こんな幽霊のような生き方から脱していく道なのです。

脱幽霊の生き方
  • 手はうなだれるのではなく、合わせる。(合掌)
  • 口からは「ありがとう、おかげさまで」と感謝の言葉がでる。
  • 人を尊敬しすごいなぁと憧れながらも、自分を卑下するのではなく「私もそうなりたい!」と熱意をもって生きる。
  • 過去の出来事から学び、現在・そしてこれからをどう生きるべきかと向き合って自分自身の人生を全うする。

どうでしょう?仏教徒の生き方は幽霊とは真逆の生き方ではありませんか?

仏教を聞いて、その教えが心に入ると人をうらやんで生きていたものに、新しいものの見方が開かれてくる。

立ち位置の無かったものに居場所が開かれてくる。

そういう意味では仏教は幽霊退治に効果があるといえるのかもしれませんね。

ようわからんけど何かお経読んだら幽霊がどっかいくとか、悪霊退散!悪霊退散!どーまんせーまん!とかそういう話じゃないんです。

この話を読んで、「そうそう、そんなヤツいるよね〜。」と人のことが気になった人は要注意。

そんなあなたも幽霊になっているかもしれませんよ。

誰でもすぐに幽霊になる素質があります・・・・くれぐれもお互い気をつけましょう。

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