沈香の本物と偽物を見分ける方法。信頼できるお香専門店以外からは買っちゃだめ!!

お香

こんにちは、お坊さんブロガーのへんも(@henmority)です。

お香の中でも特に香りがよい沈香は人気の高い香木です。

しかし、その分資産価値がたかく投資対象にもなるため偽物の沈香も多く出回っているんです。

お香の専門家・岩佐喜雲さんに沈香の本物と偽物を見分けるポイントを教えてもらいました。

この記事を読む前に先にこちらの記事を読んでもらうとより楽しめますよ。

本物の沈香と偽物の見分け方

貴重な沈香はその値段も高く、高額で取引されます。

沈香は大きな原木ともなると何百万円もしますので、悪い人はこう考えるわけですね。

悪い業者
偽物作って売ったら大もうけや!!

1個売れたら何百万円にもなるんですからそりゃあ気合いも入ります。

そうやって、現在市場には数多くの沈香の偽物がでまわっているんですね。

沈香の偽物

偽物といっても完全に別の物という訳ではありません。

偽物沈香の多くは沈香になる木を材料として作られています。

偽物は沈香にならなかったただの木の部分に、沈香から抽出したオイルを表面に塗って香り付けしたもの

一応表面のオイルによって沈香のような香りはしますが、年数がたつと香りが無くなりますし熱しても香りはでません

▼ちなみに本物の沈香は香り成分の塊ですからどこを削っても香りがでます。

▼沈香の半偽物の原木。沈香をくみあわせてオイルを塗って大きな沈香の原木風にしているもの(写真提供:岩佐喜雲さん)

どれが本物の沈香でしょう?

沈香は香りのもととして楽しまれるだけではなく、加工して数珠や仏像などもつくられます。

ただ、その加工品にも偽物がめちゃくちゃ多いんです。

▼問題。どれが本物の沈香でできた数珠でしょうか?

ぼくは本物を手にとって香りも嗅いでみても判別できなかったので写真で判別するのは難しいというかほぼ不可能です。

正解はこちら。

▼左半分が本物の沈香でできた数珠。右半分が安物(偽物)です。

偽物は先に説明したとおり、沈香になるもとの木にオイルを塗って色と香りをつけたものです。

ですから木目の雰囲気は本物と同じなんですよね。

ただ色が黒く、香りがはっきりしていてアルコールのような香り(オイルの成分)がします。

基本的に沈香は加熱によって香りがでる香木なので、よっぽどいい沈香でないと常温では香りはほとんどしないはず。

数珠や仏像で偽物を見分けるポイントとなるのはこちら。

沈香が偽物である可能性が高いもの
  • 値段が手頃
  • 常温での香りが強い
  • 色が濃く、黒色が均一すぎる
  • 光沢がある
  • 強く購入を勧められる

こういった場合には注意したほうがいいですね。

本物は正直めっちゃ高いんですよ。

▼この腕輪念珠なんて70万しますからね・・・。

すると、沈香についてちょっと知っている方はこういうことをいうそうです。

ちょっと知ってる客
沈香は沈水香ともいうよね。

水に沈むかどうかを見ればわかるはず。

なるほど・・・と思いますが、そう簡単な話ではないようです。

沈香は水に沈むとはかぎらない

一般的に沈香は非常に重く水に沈むから沈香と言われますが、実際に水に沈むものは少ないそう。

▼かなり程度のいい沈香の香木を水にいれて実験させてもらいました。

▼ボウルにいれた水に入れてみると・・・

う、浮いた・・・!

▼指で何度も水に沈めてみましたがぷかぷか浮いてきました。これでも1万円はする本物の沈香です。

▼もう1種類別の沈香(6000円ぐらい)で試してみると

▼入れた瞬間チャプンと沈みました。(光の関係でわかりづらいですが沈んでます。)

質の良い本物の沈香でも水に沈むものもあれば、浮くものもあるということ。

水に沈むかどうかは樹脂のつまり具合の目安にはなるけど、品質の善し悪しを評価できる基準にはならないとのことです。

もちろん、ちゃんと沈むものは高品質の可能性は高まりますが、それも落とし穴があるんです。

中に砂を入れているものもある。

香木はグラム単位で取引されるので、大きさよりも重い方が値段が高いんですね。

▼原木の中には巧妙に中に砂をいれて比重を重くしているものもあるそうです。

水に沈めるテストをしても、砂が入っていたら低品質でも沈むんです。

ちょっと知ってる客
水に沈んだからいい香木に違いない!

と思って購入したら砂入りの低品質の沈香ということもあるので、沈香の原木を買うときには頭の片隅に置いておいてくださいとのこと。

ちなみに、沈香の特級品は伽羅と言う名前で売られていて、伽羅は水に沈む可能性が高いです。

ですがちゃんと高品質の伽羅だけど水に浮くという場合もあるので、やはり香りで判断するしかないそうです。

偽物ではないけど小細工されている沈香

他にも、本物の沈香だけれども加工によって高い物にみせかけてるなんてものもあります。

▼表面を軽く火であぶることで中の樹脂が表面にでて色が黒くなります。(写真提供:岩佐喜雲さん)

樹脂の量が多い方が高いので、色が濃く、質の良い原木に見せかけて値段をつり上げる手法なんだそう。

偽物ではないけど、本来の価値以上な値段で売られているものもあります。

沈香の本物と偽物を見分ける見分け方まとめ

もうね、はっきり言って、

へんも
わからーんっ!!

沈香が本物か偽物かを見分けるのは素人には相当難しいことですし、偽物のパターンも複数あるのでかなり手強い問題です。

本物の沈香をちゃんと知っていないと偽物かどうかの見分けはめちゃくちゃ難しいですね。

しかも今は専門家であっても判別が難しい偽物も流通しているようです。

偽物をつかまされないための一番の対策はちゃんと本物を扱っているお香専門店で購入すること。

お寺だと行商で香木を持ってくる人や、勝手に送りつけてくる送りつけ商法の業者もいるんですよね・・・。

間違っても露天や行商、送りつけ商法で売られている沈香を購入してはいけません。

本物の沈香や伽羅(沈香の中の特級品)をお求めの人は専門店で購入しましょう。



こちらもいかがですか?