世の中には「仏教はお坊さんが勉強するもので、自分には関係ない」と思っている方もたくさんおられると思います。
お坊さんは「そう思っているみんなにこそ知ってもらいたい。」と思っています。
なぜか?
そういう「ものの見方」ができると一気に心が楽になるからです。
スカッ!!と念仏
爽快感あふれるこのタイトル。
古い・暗い・めんどくさい・かたくるしいイメージで、なかなか仏教の本なんて手に取りたくないですよね。
でもこの本はそんなイメージをぶち壊すように、タイトルどおり仏教の話がとてもわかりやすく書かれています。
というのも、この著者の方はもともとお寺の方ではなかったのです。
現代人のもつ普通の感覚で、浄土真宗の教え・親鸞聖人の教えに出会い、そして教えによって心の闇が晴れた感動をこの本で綴っておられます。
しかし、このように教えで心が晴れた〜なんて書くと、現代人の多くの方は何かうさんくささを感じるのではないかと思うのです。
- そんな教えで人生が変わるって、なんかあやしいんじゃないか?
- 変わったら妄信的になって、世の中の常識からはずれていくんじゃないか?
- いろいろ規制されて、自分の人生が窮屈になっていくんじゃないか?
- そもそも鎌倉時代の話が、現代に生きる自分の人生を変えるようなことになる実感がわかない。
まあ大体の人がこういう感じに思うわけです。
それは大きな誤解です。
浄土真宗の教えはその「誤解を誤解とも思っていない自分の姿」に気づいていく道です。
その事を現代語で、難しい言葉をつかわずに説明してくれています。
いろいろ振り回されてない?
浄土真宗の僧侶の立場から見たら、みなさんすごくいろんなことに振りまわされててしんどくないのかな〜と思うのです。
- 葬儀が友引になったらひっぱられるんじゃないか?
- 墓の向きが悪いから何か悪いことが起こるんじゃないか?
- 先祖がたたってるんから悪いことが起こるんじゃないか?
- 四十九日が3ヶ月にまたがってるとなんか悪いことが起こるんじゃないか?
- 厄年で悪いことが起こるんじゃないか?
よく理由もわからん迷信とか風習とか他にもいろいろあると思うんですけど、そういうの気にして振り回されるのしんどくないですか??
風邪ひいたら先祖のたたりですか?墓の向きが悪いから風邪ひいたんですか?
ウイルスが体に入ったからでしょう。
冷静なものの見方ができたら、そして本当のことがちゃんとわかってたらそんな心配は一切必要がないわけです。
上のような事はよく質問されたりしますが、仏教とは関係のない話です。
でも多くの方がいくら説明してもなかなか納得してくれないんですよね。
仏教の教えはそのようにとらわれている心に気づき、とらわれからはなれて自由になっていく教えです。
そんなことがわかりやすく書かれてある本書。
ぼくは書籍版を買いましたが、kindle版もあります。
kindle版だったらこんな読み方もできますのでこの記事もチェック!
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