「お坊さんとしての振るまい」と「プライベートの生き方」
自分の中では裏表や矛盾なく同じように生きているつもりだけれども、ネット上に何か公開するときにはその2つの生き方を分けて書いてきたように思います。
というのも直接お寺との関わりの大きい御門徒さんたちに
「お寺の人なのにこんなことして・・・」
「お寺ほったらかしにして遊んどる!」
とか、24才でお寺を継いですぐにフットバッグや他の活動を盛んにしてたらいろいろと批判を受けるのではないかという可能性を考慮してのことでした。
しかし、先代住職が亡くなって9年。
住職として法務を勤めさせて頂く中で、御門徒の皆様にも大分私の人柄を分かって頂いてきたのではないかという手応えも感じられるようになりました。
普段、お坊さんだから特殊な生活をしているのかというとそんなことはなく、
結婚もし、肉や魚も食べ、インターネットもし、ipadも使います。
現代社会にごくごく普通に生活しているのですから、生活の感覚は普通に働いている人と何ら変わらないと思います。たぶん。
しかしなにか違うところがあるとすると、それは
「仏教的なものの見方、浄土真宗的なモノの見方、考え方」
が生活の中で起こる様々な出来事にアプローチする基礎や指針に「常に」なっているということだと思います。
つまり、仏教の教えは葬儀や法事の特別な時間にだけ役に立つのではなく、ごくごく普通の生活の中に必要な智慧なんだということ。命終えるときまで忘れてはならん「生き方」なんだということをこのブログで感じ取ってもらえたらなあと思っています。
自分の考えを見返したり、まとめたりする意味もあります。
文章力を鍛えたいということもあります。
そんなことを思ってこのブログをはじめたいと思っています。
とりあえずコンテンツが何もないのも寂しいので、昔書いた料理のコツなんかを引っ越してきました。
仏教だけに限らず他ジャンルにわたって、僕が知って良かったと思うことをいろいろと書いていこうと思っています。