いろいろな家にお参りに参らせて頂く中で、ぼんやりとしたアイデアが浮かんだことが1つあります。
これから問題になってくるのが年配の方の1人暮らし。
お寺で何か生活をサポートするアイデアがないかなぁ?という話。
お寺でシニア向けスマホの使い方とネットショッピングのやり方講座ってどうかな?
自分も含め副住職とっしゃんも、スマホやガジェットの使い方を説明したり、設定を手伝ったりするぐらいは問題無くできます。
いや、そんなややこしいことは必要ないんです。
必要なスキルとしては、
とりあえずはこれだけ。
この最低限のネットショッピングが使えるようになったら、高齢者の方も生活にかかる負担がぐっと下がると思うんですよね。
田舎は車がないと生活できない。
高齢者の運転ミスによる事故が多発している昨今。
高齢者は免許を返納しろ!という声があちこちで高まっているように思うのですが、なかなかそう簡単に返納して解決!とはならないこの問題。
公共交通機関を使えばいいと言う方もいますが、都会の感覚でバスや電車を考えてもらっては困ります。
- そもそも利用者が少ない。
- 採算があわないので、バスの便数が減る。
- 不便だからあまり使われない。
- 採算があわない・・・
という悪循環。
田舎でバス・電車のみで移動するとなるとかなり行動に制限がかかるようになります。
そして家からバス停や駅までの距離が遠い場合なんかはさらに絶望的です。
地方生活者からすると、「車がない」という状態は、
- 買い物へ行く。
- 病院へ行く。
- 市役所等公的施設に行く。
という普通の生活を送る上で必要な用事すでら、非常に困難な状態になってしまいます。
体力のある方は自転車を使えばいいですが、高齢者の場合、転倒や事故のリスクも高いので避けた方が賢明でしょう。
ネットで買い物する能力があれば飛躍的に住みやすくなるはず。
そこで、これからのシニア世代こそ早急に身につけるべき能力がネットでの買い物。
amazonや楽天市場など、スマートフォンで日常に必要なものを買うことができるという能力があるだけで、飛躍的に生活にかかる負担を減らすことができるはずです。
また、日々の生活で必要な食事の準備なども栄養士の献立夕食の食材を宅配してくれるサービスやちょっとやわらかめの宅配食などを自分で必要な時に注文できればすごく助かると思うんですよね。
配送業者の激務の問題とのバランスもありますが、基本的に自宅で過ごすことの多い高齢者の一人暮らしの場合、不在で再配達というトラブルもそんなに多くはないでしょう。
また高齢者の1人暮らしの場所に、定期的に誰かが訪れるという状態は防犯という意味でも効果があります。
シニア向けスマホの使い方とネットショッピング講座
- 新しいことに挑戦するという脳の活性化につながる。
- 日用品のネットショッピングができると買い物にかかる体力的負担が激減する。
- 防犯にもなる。
- 使い方に慣れてきたら電子書籍を読んだりする。
- さらに慣れてきたらSNSを使って他の人とコミュニケーションをとる。
など、興味を持って参加さえしてくれたらすごくメリットが多い講座になると思うんですよね。
まだまだ自分で出歩いて活動できる時から勉強することで、いざ車を手放した時にもすごく身を助ける知識になります。
ただ、問題点がひとつ。
年配の方に説明した時に、多くの機械苦手な方がおっしゃるのが、
変なとこ押して壊れたらいかんやん。
いや、そんなすぐは壊れませんから(笑
苦手意識をおもしろく越えられて、たのしく安全にスマホやインターネットを使ってもらえるような講座とかできんかな〜という備忘録。
旅行が好きな方ならスマホを使ってakippa(あきっぱ)で駐車場を予約とか、便利な使い方もできますし。
今はLINEモバイルや楽天モバイルなど格安SIMを使って安くスマホが手に入りますからね。
こういう情報をうまく還元していくのも、お寺をこれからの学びの場所としていく、いい講座になりそうな予感。
まじで開催しようかな。