煙が下に流れるお香【流川香(りゅうせんこう)】を徹底レビュー!!まるで雲海、風流過ぎる!!

こんにちは、お坊さんブロガーのへんも(@henmority)です。

ふつう「お香の煙」と言えば、す〜っと上に昇っていくもの。

これ常識。

ところが、世の中にはそんな常識を覆すお香があるんですよ。

それが、煙が下に流れるお香・流川香

▼とりあえずこれみて!
煙が下に流れる流川香のGIF

お香の煙が上に昇っていかず、とろ〜っと下にたまるように流れていきます。

これめっちゃ格好良くないっ!?

初めてこのお香を見たとき、

へんも

なんじゃこれ!!

このお香オシャレ過ぎるっ!!

と思ってすごく驚いたんですよね〜。

今日は世にも珍しい煙が下に流れるお香・流川香を紹介します!!

類似品に注意!!

流川香と似た名前の「倒流香」や「逆流香」などの安い商品も出回っていますが、はっきりいって香りの品質が段違いです。

記事下部で紹介していますが流川香と類似品では使っているお香自体の品質が違いますので、ご購入の際はお気をつけください!

煙が流れるお香・流川香とは

流川香は天然の和漢生薬のみを原料として作られた特別なお香です。

この煙が下に流れる仕組みを日本で一番最初に商品化したのがお香の専門家・岩佐喜雲さん。

お香の原料を研究中に煙の性質の違いに気づいて、

岩佐喜雲
これを商品化できたらおもしろいものになるかも・・・

と研究を開始。

▼原料の配合やお香の形状や厚みのバランスなど、細かな調整を繰り返して世界で初めて製品化したのが煙の流れるお香・流川香だそうです。

▼香りだけでなく、煙がゆっくり流れていく様子は見た目にもめっちゃ優雅で神秘的なんですよね。

ほんと風流が過ぎる

流川香の香りは4種類

流川香には4種類の香りがあります。

▼ぼくは白檀を使っています。
流川香の白檀パッケージ

▼コーン型のお香の下に穴が開いていて、ここに溜まった濃度の濃い煙がとろ〜っと下に流れていきます。
流川香の白檀底面の穴

流川香は漢方薬にも使われるような天然の生薬や香原料のみをブレンドして作られているそうで、香りも自然です。

ただ普通のお香と性質が違うからか、若干残り香に「焦げ」のような香りがあります。

流川香の使い方

流川香の使い方はコーン型のお香と同じように火をつけて使います。

ただ、流川香専用の香炉を使わないと煙が流れるような見た目にはなりません。

▼香炉にのせて先端に火をつけます。
流川香に火をつけている

1分ぐらいするとお香の下から煙りがとろ〜っと流れはじめます。

▼だいたい13分ぐらい煙が流れる様子を楽しむことができますよ。
流川香の煙が流れている

▼和風の部屋じゃなくてもオシャレに使えます。
流川香を洋間においたところ

▼こどもたちも不思議な煙に興味津々。
流川香をこどもが見ている

流川香の煙をうまく流すためのポイント

流川香の煙は見た感じ、空気よりギリギリ重たい煙という感じです。

なので風の影響がある場所ではうまく煙が下に流れていきません

流川香の煙をうまく下に流すためには2つのポイントがあります。

煙をうまく流すための2つのポイント
  1. 部屋の窓をしめて無風にする。
  2. 香炉自体の温度が高くならないようにする。

1.窓をしめて無風にする。

流川香を楽しむためには部屋を無風状態にすることが大事です。

息を吹きかけたり、近くを人が歩いたりすると煙が暴れてしまうんですよ。

▼こんな感じに。
流川香の煙が風で暴れている

ゆったりと煙が落ちていくのを楽しむためにも、部屋を無風の状態にして楽しみましょう。

2.香炉の温度を高くしない。

香炉自体が熱くなっていると、その熱で上昇気流が発生し煙が暴れてしまいます。

例えば、直射日光の当たる場所に香炉を置きっぱなしにした時など、香炉の温度が高いとうまく煙が流れません

常温まで冷やしてからつかうようにしましょう。

▼常温ならきちんと煙が下に流れていきますよ。
流川香の煙が下にながれている2

流川香のお香の後始末の仕方

煙がでなくなってもお香の中には火が残っています。

安全のために、火が消えてから30分以上放置してから取り出しましょう。

▼お香の下の部分が固くなっているのでピンセットでつまむようにしてお香をとります。
流川香の燃えがらの処理1

▼お香の上の部分を持つとこのように灰が崩れるので要注意。
流川香の燃えがらの灰が崩れた

くれぐれも火の取り扱いには注意してくださいね。

流川香は香炉にもこだわろう

流川香は煙の流れ方がおしゃれなので香炉にもこだわりたいところ。

▼ぼくが使っているのは蓮水小という香炉です。
煙が下に流れる流川香のGIF

お香は同じでも香炉の形が違うと煙の流れる見た目が変わります。

丸い部分にまとわりつくように流れるのもオシャレですね〜。

流川香の掃除の仕方

流川香は煙が下に流れるという性質上、流れる部分にお香の成分が溜まって汚れがつきます。

▼煙の通り道に茶色い粘り気のある汚れがつきます。
流川香の汚れ

▼使ってすぐならティッシュで拭いてもとれるのですが、時間をおいて固まるとちょっと汚れが落ちにくくなります。
汚れをティッシュで拭いた

▼専用の洗浄液を使って掃除をすると簡単に汚れがとれますよ。
流川香洗浄液

▼洗浄液をスプレーすると汚れが一瞬で溶け出すので、あとは布やティッシュでサッと拭き取れば終わり。
流川香洗浄液でとれた汚れ

メンテナンスに時間をかけたくないなら洗浄液も一緒に用意しておいた方がいいですね。

流川香には偽物やコピー商品がたくさんあるので要注意!!

ここまで読んで流川香にちょっと興味がでたなら、購入の前にこの情報を知っておいて欲しいのです。

それは、流川香は画期的なアイデアだったため偽物やコピー商品がたくさんあるということ。

楽天市場Amazonでは倒流香とや逆流香いう商品が出品されていますが、これは流川香をまねて中国で作られた偽物とのこと。

「流川香」を検索すると「倒流香(流川香)」というように検索結果が表示されますが、流川香とは違う商品なので注意してください

▼実際に倒流香をひとつ買ってどのくらい品質が違うのか試してみましたが・・・正直、袋を開けて香りをかいだ段階でこれはダメだと思いました。
流川香の偽物倒流香の写真

倒流香は合成香料というか・・・臭いが強烈でキツく、部屋で焚くのはマジでやめた方がいいです。

▼底の穴もズレてて、こういう細かな所でもニセモノ感がでてます。
倒流香のズレた底穴

臭いがキツすぎて気持ち悪かったので外でテストしたぐらいですので、リラックス目的の方にはオススメできません。

amazonのレビューを見ても香りが安っぽい、だめだという書き込みが多いですね。

流川香とはお香としての品質がまったく違いますので、購入の際はお気をつけて。

類似品・ニセモノではない本物の流川香をお求めなら流川香本家のオンラインショップで購入することをお勧めします。

流川香まとめ

忙しく過ぎていく日々の中ではストレスは溜まっていくばかり。

流川香はふと立ち止まるきっかけを与え、心の疲れに安らぎを与えてくれるような、そんなお香ですね。

▼ゆったりと煙が流れていく様子を見ているだけでも気持ちが落ち着いていくような感じがします。

煙が下に流れる流川香のGIF

偽物で失敗しないためにも、流川香を探すなら流川香本家のオンラインショップでどうぞ。

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