酸味のはっきりしたコーヒーはちょっと苦手・・・と思っていました。
しかし苦手と思っているものも自分の受け取りが悪いということもよくあります。詳しい方のお話を聞いてみるとまた見聞が広がりますね。
今日は善通寺のこだわり自家焙煎コーヒーのお店ファルコンコーヒーへ。
FalconCoffeeファルコンコーヒー
善通寺の四国学院大学のある交差点の角、善通寺簡易裁判所の道を挟んで向かいにあるファルコンコーヒー。
店の前を車で通るたびに「自家焙煎コーヒー」の看板が気になっていたのですが、車を駐める場所がわからなかったのでいつも素通りしていました。
今日はようやく駐車場がどこかわかったので、初入店。（駐車場については後記。）
お店の看板犬「ファルコンちゃん（♀）」にご挨拶。
ファルコンちゃん「うむ、はいってよし。」
店内に入ると焙煎されたコーヒー豆が種類ごとに並んでいます。
ご主人が豆ごとに特徴・味わい・香りについて詳しい説明をしてくれて、実際に香りを嗅がせてくれます。
ファルコンコーヒー豆メニュー（2016/02/06）
ここの豆は110g単位で買えます。
ブレンド全て550円/110g
- FALCON SP
- SKY
- 瀬戸内
- 讃岐
- ビター
- お好みSP・・・相談に応じてブレンドを創ってくれます。
ストレート550円/110g
- パナマ：エレタ農園
- ブラジル：ブルボンクラシコ
- ブラジル：TOPSKY
- ブラジル：カフェ・ヴィーニョ
- ブラジル：キャラメラード
- コロンビア：コロナ
- グァテマラ：バランカス農園
- タンザニア(キリマンジャロ)：アデラ
- ザンビア：テラノヴァ農園
- インドネシア：マンデリン・リントン
限定
- エチオピア：モカ・イルガチェフ・コンガＧ１750円/110g
- ブラジル：クラシコ一番摘みイエローブルボン550円/110g
全体的に深煎りどっしりというコーヒーは少なく、豆の味の違いが感じられるように酸味がしっかり生きる焙煎をされているそうです。
どの豆も淹れたてを試飲させてくれます。
お店にある豆は買って帰る前に試飲して、好みにあうかどうか味見をさせてくれます。
このエチオピア・モカが「いわゆるコーヒーの香り」というよりは赤ワインみたいな香りがして、とても珍しい香りだったのでこれを試飲させていただきました。
ナイスカットミルの記事で比較に紹介した上級のミル、みるっこです。
このミルで挽いた豆を目の前でハンドドリップして味見させてくれます。
淹れ方は円錐型のドリッパーに和紙のペーパーフィルターの「コーノ式」
湯の温度は85度程度まで冷まし、ぽたぽたと中心にお湯を落としていきます。
必要量が抽出できたら、ドリッパーをはずして上に残った泡部分が下におちないようにします。
この泡の部分は雑味となる部分で、この部分を飲むとコーヒーが苦手な人がいう「胃がムカムカする」というのが起こるそう。
これを別のカップにとったものの香りを嗅いで、味見もさせてもらいましたが完全に「出がらし」でした。
そういう味の違いも体験させてもらえます。
低めの温度で抽出するので、最後に少し温めて出してくれます。
どうですかこの色！雑味成分がでていないので透き通っていて、香りははっきり感じるのに味はスッと喉を通るすっきりした味わいのコーヒーです。
普通のコーヒーを薄めたような薄さではなく、まるでお茶のように飲めるコーヒーです。
特にこのエチオピア・モカはぎりぎりまで軽い焙煎をしていて、食後にしっかりした味のコーヒーとして飲むよりは朝起きてあっさりしたコーヒーを楽しむような飲み方が適しているそうです。
コーヒーは味がきつくて苦手という人もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
コーノ式の器具の販売
豆を買って帰って自分でも淹れられる方にはコーノ式器具の販売や淹れ方の指導もしてくれます。
ぜひ新鮮な豆を買って帰って、自分でも挑戦してみましょう。
コーノ式の入れ方はこちらの記事をどうぞ。
そして、おいしいコーヒーには水の品質も大切です。
クセのないコーヒーに適した温度のお湯がすぐ出せるクリクラのウォーターサーバー(無料で試せます。)も記事にまとめましたのでこちらもどうぞ!
まとめ
お店のご主人は2年間珈琲サイフォン社で焙煎からコーノ式での抽出まで修行をしてこられたそう。
カウンターの後ろには大きな焙煎機があるのですが、特注品で企業秘密が詰まっているので写真掲載はNG。
ただ、お店にいけばコーヒーについてたくさん教えてもらえるので、気になる方はお店に行ってみましょう。
お店の情報
FALCON COFFEE（ファルコンコーヒー）
香川県善通寺市上吉田町3-4-8
駐車場について
香川県護国神社の北隣に駐車場があります。
入り口から入って黄色い線で囲まれた部分は観光客用に車を駐めても大丈夫なのでここへ駐車しましょう。
