みなさんカラオケ好きですか?
まぁカラオケにかぎらず、会議、司会、プレゼン、など「マイク」を使う機会って時々あると思います。
しかし、正しいマイクの使い方ができている人ってめちゃくちゃ少ないんですよね。
マイクがちゃんと使えるとプレゼンや講演、歌の魅力がグッとアップするんですよね。
この記事ではマイクでやってはいけないことと正しい使い方を紹介します。
マイクを使う時によくやりがちだけど絶対やってはいけないこと。
1.マイクを叩く。(絶対ダメ)
音がちゃんと入っているかどうか確認するときに、マイクをぽんぽんと叩く人がいますが、マイクを叩くのは絶対やめて下さい。
マイクを叩くととても強い入力信号が出ます。
マイク自体が破損することがあるのはもちろん、アンプ、スピーカーに強烈な震動がおこり、最悪マイクから先につながった機材を破損してしまうことがあります。
息を吹きかける人もいますが、これもダメです!
強い負荷がかかりますのでやめましょう。
安いマイクならまだしも、音響さんが持っているようないいマイクは数万円するものもあります。
会場の機材や、人に借りてる機材を壊さないようにこれだけは覚えておいてください。
マイクは叩かない。これ絶対。
スイッチを入れて音がでる状態で机や床にドンって置くのも論外です。
やさしく丁寧に扱いましょう。
2.マイクの網の部分に指をかけない。
▼カラオケだとこういう使い方をしている人結構いますよね。
指がかかると音がこもるうえ、「キィィィィイィイイイイイイン!!」っていうハウリングを起こしやすくなります。
カラオケなどでは低音が強調されるような感じがしますが、音の明瞭度がとても悪くなります。
ごくまれに歌手の人がこんな感じで持っていることありますが、あれはバックで音響さんが
「くそ〜!ちゃんとマイク持てや〜!」
なんて思いながら、とても細かな調整をしているので成り立っているわけです。
3.マイクの下の方を持たない。
有線のマイクの場合
マイクのお尻の方にはケーブルの着脱のボタンなどがあります。
▼マイクの下の方を持つと、あやまって着脱ボタンを押してしまってケーブルが外れることがあります。
音が出る状態でのケーブルの抜き差しは、強烈な雑音と機材へのダメージがあります。
スピーカーから「ブツッ!!ボンッ!!!」なんて大音量がでるととても不快です。
スピーカーを壊す可能性もありますしね。
ケーブルが抜けないようにマイクの真ん中あたりを持ちましょう。
無線マイクの場合
マイクのお尻の部分に通信部があるので、それを手で覆い隠すと電波状態が悪くなります。
ノイズが出たり、音が途切れたりして不安定になるので、マイクのお尻の部分にある通信機部分を手で隠さないようにしましょう。
4.マイクをスピーカーに向ける(絶対ダメ)
マイクからでた音を、もう一度マイクでひろうと「キィィィィイィイイイイイイン!!」というハウリングを起こします。
マイクを持った時にはスピーカーの近くや正面に立たないように立ち位置に注意しましょう。
マイクを持ったまま歩く時は常にスピーカーの位置を確認し、スピーカーの音がマイクに入らないようにしましょう。
意図的にスピーカーにマイクを向けるのなんてもってのほかです。
正しいマイクの使い方
マイクの持ち方
▼網の部分、お尻の部分に指がかからないように本体の真ん中を持ちましょう。
マイクが音を拾う方向
▼単一指向性マイクはマイクの中心から延長直線上の音をきれいに取るように設計されています。
斜めからの声はきちんと拾えないのでマイクの中心にまっすぐに声が当たるように使いましょう。
マイクと口の距離
マイクと口の距離が近いほど音量が大きく低音が強調されます。
マイクと口の距離が遠くなると音量が小さくなり高音が目立つという特徴があります。
声が太い人や籠もった声の人は少しマイクをはなし気味に使うと明瞭になります。
逆に声の線が細い人は口にマイクをしっかり近づけて話すと声に厚みがでます。
スピーチやプレゼンをする時に、マイクがめちゃくちゃ口から遠い人がいますがマイクの使い方を知っておくのも大事な実力のひとつです。
どんなにいい内容の話でも、音として聞き取りづらかったり明瞭でなければ魅力が半減してしまいますよね。
マイクが口から遠すぎると音響機材側で音を大きくしますが、機械的に音量を上げるとハウリングが起きやすくなります。
距離が近すぎると息の音が入るし、離れすぎると音が入らないので、適切な位置を探しながら使うようにしましょう。
「マイクと口の距離が大事だ」という意識があるだけで、グッと音に違いがでてきます。
マイクの使い方まとめ
結婚式のスピーチとか、宴会の司会や挨拶、プレゼン、カラオケ・・・・など、マイクを使う機会は意外と多いと思います。
今一度確認しておきたい、「マイクを使う意味」は、お客さんにしっかりと自分の話したいことや声を伝えるため。
正しいマイクの使い方を覚えることで、話・歌・プレゼンなど人に伝えるという能力がアップします。
音響さんの持ち物、その会場備え付けの機材を壊さないようにするためにもマイクの正しい扱い方を覚えることは必須ですね。
ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。
いいマイクを探しているなら
うちのお寺でも使ってますが、マイクを何買っていいかわからない人はこのSM58を買っておけば間違いなし。講演などの話し声も明瞭でハウリングも少なくとても使いやすいです。
音響さんで持っていない人はいないというぐらいすべての基準となるようなマイクですね。
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