アーム付き4KディスプレイLG 32UN880-Bをレビュー!(USB-C)対応MacBook Proにケーブル1本でカンタン接続

こんにちは、ブロガーをしたり、サイト制作をしたり、写真を撮ったりしている住職のへんもです。

長年使用していたiMac(2014)から新しい作業環境に移行するために、ディスプレイを新調しました。

本記事ではアーム付き4KディスプレイLG 32UN880-Bを購入して実際に使ってみたレビューを紹介しています。

こんな人におすすめ
  • 作業用の大画面がほしい
  • ディスプレイを机の上に置かずスッキリ使いたい
  • MacbookProとケーブル1本でストレスなく接続したい
  • 画面の位置を動かせるようにしたい

MacbookProにUSB-Cケーブル1本で接続できる外部ディスプレイを探しているならぜひチェックしてみてくださいね。

LG 32UN880-Bの特徴

画面サイズ31.5インチ
解像度3840×2160(4K)
パネルIPS
表示色約10億7000万色
輝度350cd/㎡
HDRHDR10
VESAマウント‎100 x 100 mm
接続インターフェース
  • HDMI×2
  • DisplayPort1.4×1
  • USB Type-C×1
充電最大60W
ブルーライト軽減機能あり
保障期間メーカー3年間(バックライト含む)
重量10.3kg(モニターアームスタンド付き)
USBハブ機能アップストリーム:1 (USB Type-C)/ダウンストリーム:2 (USB 3.0)
発売日2020年8月6日
価格¥84,420(Amazon)

ぼくは楽天買い回りセールのタイミングで、85,272円(ポイント還元13倍+買い回り分)という感じで購入できました。

LG 32UN880-Bを選んだ理由

ぼくがディスプレイをこのディスプレイを選んだ理由は3つあります。

LG 32UN880-Bを選んだ理由
  1. USB-Cケーブル1本でMacbookProと接続可能
  2. 固定できる天板の厚みが9cmまでOK
  3. 4Kディスプレイ

USB-Cで1本でMacbookProと接続可能

LG 32UN880-BはThunderboltでMacbookProに接続可能です。

USB-C端子で接続できるPCならケーブル1本でMacbookProをはじめ、ノートパソコンの外部ディスプレイとして使うことができます。

電源を入れて、USB-CのケーブルをMacbookProに挿すだけで利用可能です。

MacbookProとLG 32UN880-BをUSB-Cで接続
接続はたったこれだけ

しかもディスプレイから電力も供給されるので、ほんとにケーブル1本さすだけ。

iMacの買い替えにするか、MacbookPro+ディスプレイのどちらの構成にしようか迷いましたが、正直LG 32UN880-Bを導入して大正解だったと思います。

MacbookProと組み合わせるだけで、大画面環境が整いました。

モニターアームが標準装備

今回ディスプレイを買う時には地震対策ということも考えてモニターアームをつけようと考えていました。

しかしぼくの使用条件にはひとつの問題がありました。

それが机の天板の厚みの問題です。

ぼくの作業机は製材屋さんで買った一枚板を使って机を自作したために、天板の厚みが6cmを超えていました。

机の天板の厚み
6cmより微妙に分厚い

モニターアームは信頼の高いエルゴトロンを検討していましたが、どうやらエルゴトロンは6cmまでの天板しか設置が不可

モニターアームを取り付けるためには、机自体を削るなどの加工が必要になるので購入を躊躇していました。

そこへモニターアームが標準装備されているLG 32UN880-Bが登場。

LG 32UN880-Bはディスプレイとモニターアームが最初からセットになっていて、固定できる天板幅は9cmまで対応しています。

LG 32UN880-B外箱の取り付け可能サイズの表示

これなら机の天板が分厚くても大丈夫!

LG 32UN880-Bのアーム台座部分
クランプ部分の剛性も高くしっかりしています

裏のネジを締めて取り付けることで無事に設置することができました。

LG 32UN880-Bを机に固定したところ
がっちり固定

机の天板の厚みに応じてネジの位置を変えられるのでしっかり固定できます。

机に直置きのiMacだと、地震で机から落下することも考えられますからその点でも机に固定できると安心ですね。

4Kディスプレイであること

iMacの5Kディスプレイからの買い替えなので、あまりに画質が落ちるとがっかりしてしまうなと思っていましたが全く問題ありませんでした。

実際にiMacと並べて表示した比較は後述します。

LG 32UN880-B設置&設置後の状態

ディスプレイの設置もめちゃくちゃ簡単でした。

初めてアーム付きのディスプレイを購入しましたが、1人で問題なく設置することができました。

アームを机に固定したあと、この金具にガチャっと引っ掛けるようにしたらパチっとおさまります。

LG 32UN880-Bアーム部詳細写真
この部分に引っ掛けて取り付けるだけ。ネジなどもいりません。
LG 32UN880-Bの画面固定写真
取り付け完了

ディスプレイも安定しますし、机の上がスッキリします。

LG 32UN880-B設置完了

背面端子の様子

入力端子は背面の中心あたりにあります。

LG 32UN880-Bの背面端子
背面端子
  • HDMI×2
  • DisplayPort1.4×1
  • USB Type-C×1
  • USBハブ×2
  • ヘッドホン端子
  • 電源入力

USBハブの機能もあるので、外付けハードディスクなどもディスプレイに接続しておくことができます。

外付けのキーボードやペンタブレットなどもディスプレイに接続しておけば、MacbookProをUSB-Cで接続したときに自動的に認識してすぐに使用できます。

ディスプレイ側にはSDカードスロットはありませんので、MacbookProのUSB-Cにカードリーダーを挿すか、ディスプレイのUSBポートにハブを接続しましょう。

背面にコードがまとめられる

LG 32UN880-Bの支柱にケーブルをしまっているところ

LG 32UN880-Bには必要なケーブルが同梱されているのがありがたいですね。

LG 32UN880-Bの同梱ケーブル
電源ケーブルの他にUSB-CのケーブルとHDMIケーブルが同梱されています。

電源ケーブル、USB-Cケーブルなどは支柱の中を通すせるのですっきりまとめることができますよ。

LG 32UN880-Bの支柱にケーブルをしまったところ

モニターを動かしてもひっかかりません。

ディスプレイ周りがケーブルでごちゃごちゃしないので、スッキリした見た目の作業環境になります。

LG 32UN880-Bの電源ボタン
電源はディスプレイ本体の下側にあります。

LG 32UN880-Bの良かったところ

画像がキレイ

LG 32UN880-Bの画面性能表示

iMac27インチ(5K Retina 5120×2880)からの切り替えでしたが、画面の質が大きく落ちたという感じはありません。

iMac5KディスプレイのDPIが218でLG 32UN880-BのDPIが140。

画素の密度が小さくなるので多少ガタツキとかキメの粗さがあるのではと思っていましたが、実際目視のレベルでは気になりませんでした。

画像などをめちゃくちゃ拡大した時に少し粗さ気になるかどうかという感じですね。

Adobeライトルームやイラストレーターで作業していても画質が気になるようなことはまったくありません

LG 32UN880-BとiMac27インチの画像比較
左がiMac27inch、右がLG 32UN880-B

もしかしたら映像のプロとか写真のプロの方が見ると違いがあるのかもしれませんが・・・4Kディスプレイとして問題なく使えています。

画面の位置調整がしやすい

画像の編集をしているとディスプレイの位置や角度を変えたい時がありますよね。

LGの公式動画を見るとアームの動きはよくわかります。

ちょっと画面を動かしたいという時にiMacでは可動範囲は少なめでした。

上下の角度を変えることしかできません。

特に画面をもうちょっと下に下げたいなという時でも、液晶の下端が机から16cmほどの位置までしか下がりませんでした。

LG 32UN880-Bなら画面下端が11cmまでさがります。

たった5cmですが、画面の表示位置が下がると首や頭の角度が変わって作業がしやすくなります。

LG 32UN880-Bの画面高さ

あごが上がったような状態になってiMacの画面の高さでは首がつらいと思うなら、こういったアーム付きディスプレイを使うのもひとつの解決策になると思います。

iMac27インチとの比較

iMac27インチと並べて比較してみました。

ディスプレイ本体のサイズ感iMacとだいたい同サイズです。

液晶の表示部分はLG 32UN880-Bのほうがフレームが細く、画面のサイズは大きくなっています。

LG 32UN880-BとiMac27インチの比較
Youtubeにあった4K動画を表示したところ

iMacにある黒い縁と画面下のAppleマーク部分まで液晶部分が広がったような感じです。

表示される画面がひとまわり大きくなり、写真や動画編集がしやすくなりました。

しかも画面の高さや位置が自由に動かせるので、作業効率はアップしました。

LG 32UN880-Bの気になるところ

使ってみて気になった点も書いておきますね。

ACアダプタがデカイ

電源ケーブルについているACアダプタがめっちゃでかいです。

LG 32UN880-Bの同梱ケーブル
写真下段真ん中

足元にあったらつまづくレベルなので電源のとり方に気をつけましょう。

音質

スピーカーの音質ははっきりいってスカスカです。

ちょっとガッカリするレベル。

iMacと同じ音源を比較して聞いてみましたが、低音の迫力や音の解像度はイマイチです。

音にこだわるなら外付けのスピーカーやヘッドホンで対応するのがいいと思います。

MacbookProとの連携で使うならAirPods Proを使うのもありですね。

LG 32UN880-Bまとめ

結局のところ、買って良かった!これは間違いなく言えることです。

MacbookProとの組み合わせで作業環境はめちゃくちゃ快適になりました。

LG 32UN880-Bを設置した作業場風景
仕事スタイル

外で仕事をする時にはMacbookProからUSB-Cケーブルをスポッと抜けば、そのまま同じ作業環境を持っていくことができます。

MBP+ディスプレイシステムのメリット
  • MacBookProと接続して大画面で作業できる。
  • ディスプレイとの接続ケーブルを抜けば、MacbookProを使って出先でも同じ環境で作業できる。
  • PC本体の買い替えをしてもディスプレイ環境が変わらない。
  • 地震で机からディスプレイが落ちることがない
  • 机の上がスッキリする
  • 家族や他のノートパソコンを使う場合でもディスプレイとして利用できる

今までは大画面が欲しいならデスクトップ(iMac)、持ち運びも必要ならノートパソコン(MacbookやAir、Proなど)という二者択一でした。

しかし、Macbook+外部ディスプレイという組み合わせなら大画面と持ち運びを両立することができます。

リモートワークなどで自宅での作業が増えたり、仕事の環境を整える必要があるならおすすめのディスプレイです。

作業効率が一気にアップしますよ!

キーボードがよくなると
書斎がさらにレベルアップ

さらに書斎の使い勝手アップのために32UN880-BにHHKBを接続しウッドリストレストを手前において入力環境を整えています。

大画面と使いやすいキーボードで気持ちよく仕事に取り組めます。

オススメはHHKB Type-S。

比較記事も書いているので、こちらもあわせてどうぞ。