HHKB Professional HYBRID 日本語配列レビュー!最高の打鍵感のキーボード!

こんにちは、お坊さんブロガーのへんも(@henmority)です。

いい仕事をするために、気持ち良く使える道具使うのは大事なことです。

料理人にとっては包丁、ランナーにとっては靴。

同じように執筆活動をする人にとって、使いやすいキーボードは仕事の負担を軽くする重要な道具なのです。

ついに買ってしまいました・・・HHKBことHappy Hacking Keyboard(ハッピーハッキングキーボード)!!

HHKB外観

パソコンのキーボードだけなのに約30,000円もするモンスターキーボード。

値段も高すぎるし、そんな違いや価値があるの・・・?

なんて思っていました。

価値・・・ありました。

買って良かった・・・っ!

もうね、キーの押し心地がめっちゃ良くて、なんか文字をうつのがすごく気持ちがいいんですよ!

ただただ文字を打っていたくなる、そんな感覚になるキーボードでした。

本記事ではHHKB Professional HYBRID 日本語配列をレビューします!

この記事を執筆時はまだHHKB Professional HYBRIDのノーマルモデルのみを使っていたころでした。

今はType-Sも追加購入し、Type-Sをメインに使っています。

ノーマルモデルも高いレベルでおすすめですが、やはりType-Sはさらに良かったです。

HHKBノーマルモデルとType-Sの比較はこちらの記事からどうぞ。

HHKBは価格も高いし、実際に試せる場所も少ないので不安ですよね。

そんなときは一旦レンタルしてみるのもひとつの方法です。

ゲオあれこれレンタルではHHKB Type-Sを取り扱っているので、気軽に試せますよ!

HHKBをレンタルをみてみる

HHKB Professional HYBRIDとは

HHKB Professional HYBRIDは多量の紙文書を電子化できるスキャンスナップなどを手がけるPFUが出している最上級クラスのキーボードです。

1996年の12月に発売されて以来、全世界で50万台以上売れているそうです!

ほんとずっと触っていたいような高級感のあるキーの手触り。

見た目にもマットな質感で、何より打鍵感の気持ちよさが素晴らしいんです。

コンパクトでありながらキーの作りがしっかりしていて、ほとんどホームポジションから手を動かさず使えるので文字入力に集中できます。

HHKBでホームポジションに手をおいた状態

HHKB Professional HYBRIDのモデル

2020年2月現在、最新モデルHHKB Professionalシリーズには3種類のシリーズがあります。

HHKB Professionalシリーズ
  • HYBRID Type-s
  • HYBRID
  • Classic
 HYBRID Type-S(US)HYBRID Type-S(JIS)HYBRID(US)HYBRID(JIS)Classic(USのみ)
カラー
無刻印白××
無刻印墨××
接続方式
Bluetooth接続×
USB接続
静音キー×××
重さ540g550g540g550g540g

ざっくりいうと、USB-Cで有線接続するのがclassic。

USB-CとBluetoothの両方で接続できるのがHYBLID。

それに静音キーのシステムがついた、一番高い全部入りがHYBRID Type-sです。

HHKB Professional HYBRIDの良いところ

キー配列の角度が手に馴染む

HHKBのキーボードはそれぞれの列に指にフィットする微妙な角度がつけられています。

HHKBを横からみたところ

Macのフラットなキーボードとはかなり触感が違うので、使いはじめは少し戸惑いましたが馴染んでくるととても気持ちがいいんですよ。

このカーブがなんか指の動きにフィットしていて、文字を打つときにもすごく安定感とホールド感があります。

指がカーブに収まるので変な位置にいかないんですよ。なんか不思議な安心感があります。

HHKBのキートップのカーブ感

特に下段の「c」「v」などのキーやホームポジションからちょっと遠い「−」キーなどが指にかかりやすくなって、入力していてもめちゃくちゃ気持ち良いんです。

HHKBを使うときの小指のかかり具合

入力音が素敵

いろんなレビューブログで書かれているスコココという入力音の気持ちよさもHHKBの特徴の1つ。

ぼくのはHYBRIDモデルなので標準キーですが、十分に使い心地が良く、入力音もそんなに気になる大きさではありませんでした。

▼タイプ音を比較している動画。

打鍵音に関してはタイピングの強さや机の素材とも関連するようです。

もともとそんなに強くタイピングするタイプではないので、Type-sのキーボードじゃなくても問題無かったかなと。

もし音が気になるようであれば、HHKB用の吸音マットを使うと打鍵音が少しおさえられるようです。

角度調整(チルト機能)は3段階

キーボードの背面にある足を出すと3段階に高さ調整することができます。

HHKB背面チルト足

まずは足をださないフラットな状態がこちら。

HHKBチルトなし

続いて、小型の足を出した2段階目がこちら。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列の低い方の足をだしたところ

高い方の足を出した一番高い状態がこちら。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列の高い方の足をだしたところ

傾斜が変わると打鍵感が結構かわります。

自分の打ちやすい角度に変えて使う事ができますよ。

いろいろ試してみましたが、ぼくは高い方の足を出して傾斜をつけた方が打ちやすいという感じでした。

イスや机の高さや座るポジションによっても好みの角度が変わるので、いろいろ試してみると良いと思います。

HHKB Professional HYBRIDとApple純正キーボードとの比較

ぼくも最初はiMac純正のキーボードを使っていました。

その後、経理作業や数値の入力をする時にはテンキーが欲しいなと思ってテンキー付きのMacキーボードを購入。

iMacとApple純正テンキー付きキーボード

一時はこれでいいかなと思っていましたが、実際使いはじめるとちょっとイマイチでした。

トラックパッドと高さもあっているし、見た目は揃ってめちゃキレイなんですよ。

Apple純正テンキー付きキーボードとトラックパッドの高さ比較

テンキーがあるとやはり数字は打ちやすいです。

しかし、ブログを書く時やイラストレーターを使うなど、トラックパッドを使う作業の時に右手の動きがめっちゃ大きくなるんですよね。

テンキー付きキーボードは右手の動きが大きくなる

テンキーをまたいで腕を動かすので、作業効率が良くなかったなと。

ちょっとしたことなんですが、実際に長時間作業している時には集中力が切れる原因のひとつだったと感じます。

Apple純正テンキー付きキーボードとのサイズ比較。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列とApple純正テンキー付きキーボードとの比較

HHKBにしてからは、ほとんどホームポジションに手を置いたまま文章を入力していて、手を大きく動かすことがなく作業できています。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列の快適なホームポジション


文章ではわかりにくですけど、この差は実際に作業中の気持ちよさの差としてはっきり自覚できるものでした。

Apple純正キーボードに比べるとトラックパッドとの高さの差がありますが、実際使う時には気になりません。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列とトラックパッドの高さ比較

さらに使いやすくするには、FILCOのウッドリストレストを使うと快適度がアップ。

HHKBを買ったらこれもあわせて買うことを強くオススメします。

HHKB Professional HYBRIDをMacに接続する方法

HHKB Professional HYBRIDをMacに接続するときにはUSB-C接続とBluetoothで2種類の接続方法があります。

1.USB-Cで接続する方法

USB-Cで接続するのは超カンタン。

USB-C対応のケーブルでキーボードとMacをつなぐだけです。

L字になったUSB-Cケーブルがオススメ。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列をUSB-Cで接続したところ

あとは環境設定からキーボードの判別をしていけば接続完了です。

環境設定→「キーボード」を押すとこの画面になります。

キーボード接続設定画面

左下の「キーボードの種類を変更」をクリックするとキーボード設定アシスタントが開くので画面に沿って設定していきます。

キーボードアシスタントの画面

左Shiftキーの右隣にある「Z」キーを押します。

キーボード判別のためZキーを押す画面

次が要注意

右SHIFTキーの左側を押すというのは「↑」キーではなく「_」キーですのでお気をつけて。

_キーを押す画面

通常の設定であれば(JIS日本語)を選択して終了です。

JISを選択する画面


HHKB Professional HYBRIDをUSBケーブルで接続している間は電池の電力は使われないようです。

ケーブルの見た目が気にならないなら、iMacで使う時はケーブル接続するのも経済的です。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列をケーブル接続

2.Bluetoothで接続する方法

HHKB Professional HYBRID日本語配列をBluetoothでMacと接続するにはOSが10.15(Catalina)以上である必要があります。

キーボード上部にある電源ボタン&Bluetoothボタンを1秒長押ししてペアリングさせます。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列の電源ボタン。bluetoothの接続のときにも使う

macOSにてFileVault機能が有効になっている場合は、USB接続で1度接続してログインパスワードを入力しましょう。

最大4つの機器をキーボードに登録できるので、iPadやmacbookなど複数のマシンで同じキーボードで作業する事ができます。

Bluetoothの切り替え方法はキーボードの背面に表示されています。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列裏面のBluetooth接続切り替え表示

USBケーブルを繋いでいても一度Bluetooth接続したあとはキーを押してもキーボードが反応しない時があります。

その時は「Fn+Control+0」キーを押すことでUSB接続に切り替えることができます。

Mac用に変更するDIPスイッチの設定

キーボード背面にあるDIPスイッチを切り替えるとキーボードのキーの役割を変えることができます。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列背面DIPスイッチ

Macの場合は一番左の「1」のスイッチをONにしましょう。

Macでの接続ように1をONにする

他にもキー設定を変更したい時には背面の表をみてスイッチを切り替えてください。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列裏面のスイッチの解説表

さらに個別にキーの割り当てを変更したい場合はHHKB公式サイトにキーマップ変更ツールがあります。

HHKBキーマップ変更ツール

ぼくはほとんど使う事のない「Caps lock」を「左Alt」に、「左Altキー」を「Back space」に「右Fn」に「Command」を割り当てて使いやすくしています。

HHKB使用時のMac用のFnキーの使い方

Mac純正キーボードからHHKBにしてちょっと戸惑うところがFキーの使い方

HHKBには数字キーの上側にFキーはありません。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列のキーボードアップ写真。Fキーがないことを説明

カナ変換や英数変換でFキーを使いたいなら「Fn+数字キー」で使えます。

HHKBのFnキーはキーボードの一番左下にあります。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列のFnキー

Fnを押すときは左手の手のひらでFnキーを押しながら数字キーを押せばFnキーと同じ動作をすることができますよ。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列のFnキーを左掌で押している

Mac特有のキーコントロールをするなら以下のとおり。

Macのコントロールキーの押し方
音量ダウンFnA
音量アップFnS
ミュートFnD
画面輝度ダウンFnO
画面輝度アップFnP

キーの側面にVol_DnやMuteなど書かれているので、わからなくなったらキーの側面をみましょう。
HHKB Professional HYBRID 日本語配列キー側面の表示

そして、キーマップ変更ツールとFnキーを使ってテンキーを登録すると数字入力がめっちゃ楽になります。

HHKBのテンキー入力の問題で購入を迷っているなら、この方法を使えばまったく問題ではなくなります。

HHKB Professional HYBRIDのデメリット

めちゃくちゃ使いやすいHHKB Professional HYBRIDですが、一応デメリットも書いておきます。

HHKB Professionalは電池駆動

デメリットというか、ちょっとめんどくさいところがHHKBは電池駆動であること。

HHKB ProfessionalをBluetoothで接続するときは電池が必要になります。

今の時代に内蔵バッテリーじゃないの?

と思うかもしれませんが、実はこれはHHKBが長い年月の使用に耐える証でもあります。

内蔵バッテリーを使用していると、バッテリーの寿命が製品の寿命となってしまうことがあります。

キーボードはまだ使えるのに、バッテリーが弱ったので交換とならないように電池式が採用されているそうです。

キーボード上部に単3電池をいれるスペースがあります。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列の電池をいれる場所

繰り返し使えるエネループを使うと経済的ですね。

価格が高い

これは仕方ないことですが、良い物は値段が高い

仕方がない・・・。

仕方がない。

趣味で使うレベルだと購入するのはちょっと躊躇するかもしれませんね。

仕事で使うレベルだったら、作業効率アップの先行投資として充分もとがとれると思います。

HHKB Professional HYBRIDをずっと使いたくなる

HHKB Professional HYBRIDの打鍵感に慣れてくると、これ以外のキーボードを使いたくなくなるというデメリットがあります。

外で作業する時はMacBook Proを使用しているのですが、この純正キーボードが物足りなく感じてしまうんですよね・・・。

軽い作業ならいいんですが、本腰を入れて文章を打つときにはHHKBが欲しいな・・・と。

そうなるとHHKBも一緒に持ち歩きたくなって、荷物が増えるというデメリットがあります。

そして、コントロールキーを使ったMacのショートカットなども組み合わせるとさらに自由自在に使えるようになります。

こうなると離れられません・・・!

HHKB Professional HYBRIDまとめ

独特の軽い押し心地なのでもしかしたら使いはじめは違和感があるかもしれませんが、しばらく文字入力をしているとその上質さがわかります。

執筆に集中しやすくなりますし、長時間タイピングした時の疲れ方も違います。

制作環境に安定感がでてずっと文字を打っていたくなる、そんなキーボードですね。

HHKB Professional HYBRID 日本語配列をiMacに接続して使っている風景

追記

と、ここまでHHKBの良さを語ってきましたが、2年後に静音キーモデルのType-Sも試してみました。

本記事で紹介しているノーマルモデルもめっちゃ気持ちいいですが、Type-Sはさらに良かったです。

タイピング音がおとなしくなるので、周りに人がいる環境でも使えるという点でType-Sをオススメします。

HHKBのノーマルモデルとType-Sを比較したレビューもありますので、こちらもあわせてどうぞ。

Type-Sは税込み35,200円。

持ち運びもせず、有線での接続だけで使うならHHKB Professional Classicも選択肢としていいのではないでしょうか。

Bluetooth 接続できない分、価格がおさえられて25,300円。

ただし、HHKB Professional Classicは英語配列のキーボードのみですので購入の際はお気をつけて。

HHKB Professional HYBRIDをなるべく安く買うには

HHKB Professional HYBRIDは基本的にオンラインで購入する商品となり、楽天市場amazonYahoo!のPFUダイレクトショップで買うことになります。

中でもポイント還元率が一番高くておすすめなのは楽天市場ですね。

買い回りセールの時や、ポイントアップしている時に購入すると10%以上のポイントで返ってくることも。

楽天カードをお持ちでないなら、楽天カード新規入会すれば5,000ポイントがもらえます。

入会金・年会費もまったくかからないので、楽天カードを発行してそのポイント利用とカード支払いでのポイントアップを組み合わせる事でお得に購入することができますよ。