こんにちは、お坊さんブロガーのへんも(@henmority)です。
先日知人からめっちゃおもしろいネギをもらいました。
ネギがおもしろいって何やねんって感じですが、すごい珍しい育ち方をするんですよ!
この記事では無限に増殖するんじゃないかと思う不思議なネギを紹介します!
普通のネギ
香川県民にとってはうどん文化に欠かすことのできない食材「ねぎ」。
スーパーで買ったねぎも、根っこと白い部分を残して土に植えておいたら勝手に再生して伸びてくるので、家庭菜園初心者でも育てやすい作物ですよね。
植えたあとは成長した緑の葉の部分だけを切り取ってたら長く収穫して食べられますので、庭でもプランターでもちょっと植えておくと便利です。
▼通常ネギは成長すると「ねぎ坊主」と呼ばれるネギの花が咲きます。
この丸い花の状態を坊主あたまに見立てて「ねぎ坊主」というんですね。
通常はこのねぎ坊主から種をとって、陰干し乾燥させて3月〜4月上旬に種をまき、次のネギを育てるそうです。
食べたことは無いのですが、このねぎ坊主も開花前のつぼみの状態は天ぷらなどにすると非常においしいそうですよ。
なんだこれ!?無限ネギじゃないか・・・
で、普通のネギはまあ説明するまでもなく皆さんご存じだと思うのですが、昨日教えてもらった「変なネギ」がこちら。
▼あれ、先からなんかでてる・・・。
ふつうのネギはさきほどの写真のように葉の先に花が咲いてねぎ坊主ができます。
それがこのネギは「葉の先からさらに直接ねぎが生える」という不思議仕様。
▼普通は印の場所にねぎ坊主ができますが、この品種にはねぎ坊主ができません。
ねぎ坊主から種をとるわけじゃないので、増やすときは地面にこのまま植えておくそうです。
▼新しい芽の部分は土の上に、青い葉の部分は折りたたんで土に埋めておくとそのまま成長するそう。もとの青い葉が地中で腐って栄養になり、新しい芽がまた伸びるとのこと。
▼下の部分がポロっととれたもの。こうなるとネギの株って感じがしますね。
これ植えておいたら、ネギの先からネギ、の先からネギ、の先からネギ、の先からネギ・・・・無限ネギやん!
櫓葱というらしい
持って来てくれた方もおもしろいけど名前は知らない、とのことだったので「ネギの先からネギ」とか「無限ネギ」とかwebで調べてみるとこのネギは「櫓葱/やぐらねぎ」というそうですね。
この次のネギの生える部分を珠芽(しゅが)といい、その姿を櫓(やぐら)に見立ててその名前がついたそう
他にも調べて見ると「二階ねぎ」「三階ねぎ」「灯台ねぎ」とかその形からいろんな呼び名がありました。
放っておくと大きくなって葉の先から次のネギが出ると根本が倒れ、その落ちた先から根を張り大きくなって、また先が出たら倒れて芽が出て大きくなって、倒れて芽が出て大きくなって・・・・
なんか現代アート作品みたいなネギですね。