京都のチョコレート専門店DARI K(ダリケー)これが新鮮なカカオということかっ!!

昨年11月に参加したペチャクチャナイト大阪 vol.11の時に、チョコレートのプレゼンをしていた女性がいました。

そのプレゼンからはチョコレートに対する熱意がすごく伝わってきて、内容もおもしろかったしとても印象深いプレゼンだったのです。

そのプレゼンターの女性がはじめてチョコレートで感動し、チョコレート道に進むきっかけとなったお店が京都にあると言ってたのをメモしていたので、本山からの帰りにちょっと寄り道して行ってきました。

チョコレートの専門店Dari K(ダリケー)さん。

甘平

この記事は2016年4月に書いたもので、移転前の店舗で撮影した写真が掲載されています。

住所等は新しいものに変更しております。

※新店舗の写真をwebライターの吉見夏美さまより提供頂きましたので最後に載せております。

ダリケーのことを書く前に、まずはチョコレートの話

みなさんチョコレートの原料となる植物が「カカオ」というのはご存じですよね。

このカカオがチョコレートになるまでには

農園でカカオ生産から商社まで

  1. カカオポッド収穫
  2. 果肉ごと1週間ほど発酵
  3. 天日干しなどで乾燥
  4. カカオ出荷

チョコレートは発酵食品というのが驚きです。

商社から各種メーカーへ

農園から買い上げた豆をいろんな商社が取り扱って、製菓用の高級チョコ原料クーベルチュールに加工するメーカーに卸したり、チョコレートメーカーに納入されたりします。

そして、

  1. 豆洗浄
  2. 焙煎
  3. 皮むき
  4. 粉砕
  5. すりつぶす
  6. 混ぜる
  7. 温度調整(テンパリング)この辺がショコラティエの技術ですごく差が出るみたい。
  8. 型に入れて冷やす

など多くの行程を経てチョコレートになります。

ですから普通の洋菓子屋さんでおいてあるチョコレートは行程6まで済んだクーベルチュールになったものからチョコレートに仕上げているところが多いということですね。

チョコレート専門店DARI K(ダリケー)本店

京都三条通りの商店街の中にお店があります。

お店に入るとショーケースだけというこじんまりとしたお店ですが、実はこの店すごいんです。

そんなカカオからチョコレートになるまでのルートに変革をもたらしたお店なのです。

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日本ではカカオの生産地ときいたら「ガーナがダントツでしょ。」と思う方が多いと思います。

でもこのお店はガーナのカカオではなくインドネシアのカカオを使っています。

インドネシアってカカオなんて作ってるの?って思いますが、世界のカカオ生産量をみてみると、実はガーナは第2位で、インドネシアも第3位という生産量を誇っていて有数のカカオ産地なのです。

参考:世界のカカオ生産量 国別ランキング・推移 – Global Note

しかしなぜ日本では知られていないのでしょうか。

まぁロッテのガーナチョコレートがあるからそのイメージが強いと思うのですが、実際日本に入ってくるカカオの80%はガーナから、インドネシアは0.3%という輸入実績だったそうです。

ダリケーは新しい流通経路を作ったお店

インドネシアのカカオ農家はカカオを発酵させたりすることもなかったし、値段も決まった状態で買いあげられるのでやる気も品質も向上しない→低賃金で生産し、報われないという王道の悪循環。

そんな状態だったのを、このダリケーの吉野慶一さんが農園と一緒に生産から携わり、発酵の技術を高めて高品質なカカオ豆をつくり、その品質に見合った価格で買い上げる仕組みを作りました。

これで農家のモチベーションもあがっていくわけですね。

商社を通さず、カカオ豆の生産から携わってチョコレートに仕上げるまでの行程を全部自社で行うようことで、生産者も適正に評価され、商品としても高価値なものを提供できるという、今までにない新しいカカオ流通の仕組みを作った会社なのです。

▼いろんな雑誌でもとりあげられ、「ガイアの夜明け」でもこのダリケーの吉野慶一さんが特集されていました。
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▼このようにカカオ豆の焙煎からチョコレートまでを自家製で行うチョコレート専門店を「Bean to Bar(ビーントゥバー)」というそうです。
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コーヒーも最近は農園指定など細分化とブランディングが進んでいるのでチョコレートもそういう新しい付加価値が必要な時代なんでしょうね。

これが現地の農家を守ることにもつながるというのが素晴らしいですね。

ダリケーのチョコレートの値段にビックリ

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そんなこんなで、すごいチョコレートだと聞いたから一度は食べてみないとと思いましたが、お店まで行って値段を見たらやっぱちょっと躊躇しますよね。

3個で・・・・・1500円!?

まじ?

普段スーパーで売ってる1枚88円のガーナチョコレートを食べてる感覚だと17枚も買えちゃうじゃない!

いくら質が良いとは言え、ついつい大きさと量で値段を量ってしまいますよね。

この量で1500円て!!って。

いや、でもちょっと待てよ。

プレゼンのその女性はここのチョコレートを食べて、実際に何度もインドネシアまで行ってカカオの植樹をしたり農園をまわったりしているそう。

そんだけ人を動かすだけのパワーを持ったチョコレートが1個500円で食べれると考えると安いんじゃないのか?

そして、誕生日だし今回はこれをケーキ代わりにしたらいいんじゃない?でも家族でどうやって分けようか?とかいろいろ考えましたけど、香川から京都まで移動して買うこと考えたら、せっかくここまで着たから社会勉強だ!と思って6個入りとチョコレートヒルというガトーショコラ的なやつを購入。

ダリケーにはチョコレート以外にもカカオ関連商品がたくさん

カカオ茶やカカオのリップクリーム

▼カカオと茶葉をブレンドした、カカオの香りがする紅茶。カカオの油分使ってカカオの香りがするリップクリームなんかもあります。

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カカオのお酒

▼日本酒とカカオのコラボレーション、その名も「神香(カカオ)」

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カカオニブチョコ

カカオニブというのはカカオをフレーク状に粉砕したもので、高い抗酸化作用とポリフェノールがふんだんに含まれているそう。

それをチョコレートでコーティングしたカカオニブチョコ。

これをナイスクリームに入れたらうまいだろうなぁ。

ナッツをコーティングしたチョコはたくさんありますが、これは中もカカオ、外もカカオでこれでもかというぐらいカカオですね。

高い栄養価も市販のチョコレートは植物油脂が足されていたり砂糖も多いので、たくさん食べると健康的なのかどうかわからない感じがしますよね。

▼試食させて頂きましたが、このカカオニブチョコは甘さも控えめで大人向けの味でした。
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▼カカオそのものを味見させて頂けました。すでに皮がはずれそうになってしまいました。
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皮をむくと中から褐色のカカオのタネが。手で触るとぽろぽろと崩れていきます。これがカカオニブですね。

食べて見ると、ナッツ的な固さとチョコレートの風味の中に、少しアルコール感というか発酵の香りとフルーツ的な酸味を感じます。

普段食べてるチョコレートやココアではあまり感じることがないと思うのですが、これを食べると「あぁ、チョコレートってほんとに果物なんだ。」とわかります。

▼なるほど、カカオ自体の香りがする新鮮なチョコレートという意味がわかります。
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カカオ・スティックと生チョコクリーム

▼濃厚なフィナンシェとチョコのクリーム。この辺は値段が手頃で買いやすそうですね。
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カカオ豆から手作りチョコレートキット

▼こうなったら自分でカカオからチョコレートつくったるわ〜という人には手作りキットもあります。
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ダリケーのチョコ実食。やっぱ値段だけありますわ。

カカオが香るフレッシュチョコレート

▼木箱にロゴマークも入って高級なお香のようなパッケージ。

▼綺麗に整列した正方形は美しいですね。右上の「ゆずと抹茶」なんて東福寺の八相の庭を思わせる佇まい。

カット断面。きめ細かく詰まっています。

1個500円ですから。

ゆっくり味わおうと思ってこの半分にカットしたものをさらに3分の1にカットして5mm角にして食べたら衝撃!!

そんな小さなかけらを食べてもどひゃ〜!ってくらいカカオの香りが広がります。

普通のチョコを食べたときがうちわでパタパタぐらいの風速だとしたら、このDARI・Kのチョコはドライヤーを口に突っ込んで「強」でスイッチオン!にしたぐらい、ものすごい風速でチョコレートの香りが広がります。

こんなたとえでわかるかな?

そのぐらい濃厚なカカオの香り。なるほど、今までチョコレートと思っていたものとは全然違うということはよく分かりました。

またチョコレートの油脂感もまったくくどくないんです。なめらかにそ〜っと溶けていく感じで、油の酸化感を感じません。

香りも味もこってり濃厚なのに、讃岐弁でいうところの「むつごい」といわれる油の重たい感じとかはないんです。

これはほんとカルチャーショック。

1個500円ですけど、味も香りも凝縮しているのでこのチョコ1個食べたら普通のケーキ1個食べたぐらいの満足感がありました。

ダリケーのチョコレートヒル

▼比較するものを取り忘れたのでわかりにくいですが、手のひらにぽこんとのるぐらいのサイズ感。

▼原材料に小麦粉が入っていないので、ケーキとかガトーショコラともまた違う食感です。
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ドシッとチョコレートの風味が塊になったような・・・洋菓子と言うよりは和菓子のなかにこういう食感がありそうな感じがするんですが、他に食べたことのない食感でチョコレートの香りが凝縮されています。

中に少し白いつぶつぶが見えているのはカカオの油分が結晶化したものらしいです。

▼こちらもこってりしているのに、もたれる感じはしません。うまし。

ダリケー新店舗の様子

なかなか京都の新しい店舗に足を運ぶのが難しいなぁと思っていたところ、webライターの吉見夏美さまより写真を提供いただきました!

ありがたし!

▼外観

▼入り口にはお店のトレードマークが。

▼証明はカカオ豆のデザインなんですね〜凝ってる!

▼製造工程なんかも見れるのかな??

▼商品の陳列棚もオシャレに広くなってますね!

▼めっちゃ整っててかっこいい・・・。

めっちゃ綺麗なお店になってますね!

次に自分でいくのも楽しみです。

チョコレート専門店DARI K(ダリケー)まとめ

値段的にもそんな毎日食べられる物ではないのですが、たまに本物を食べて見るのもいい経験だと思います。

チョコ1かけでケーキ1個食べるぐらいの満足感があって、スーパーで売ってるようなチョコレートとはまったくの別物です。

エスプレッソが好きな方には少しの量でビターな香りが鼻の奥に広がる感じが気に入ってもらえるかもしれません。遠くインドネシアからここまでの仕組みを作ったということを考えて食べると味わいもまた違いますね。

生産車から消費者までみんなが利益を得られるそんな素晴らしいお店でした。

amazonでカカオニブチョコがでてる!

お店の情報

チョコレート専門店DARI・K(ダリケー)

三条通りから移転しております。
住所:京都市北区紫竹西高縄町72-2google mapで開く
(新大宮商店街内、北山通と北大路通の間の大宮通沿いで、京都紫竹郵便局近く)
電話:075-494-0525
営業時間:10:00-19:00
(時間内であっても売切れ次第閉店)
定休日:火曜日

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このブログを書いている人

真宗興正派善照寺というお寺の住職をつとめながら、一方ではフットバッグというスポーツで4年連続日本一を継続中。

真面目なお寺の仕事からステージでのパフォーマンスまで、幅広い活動を通して学んだことをわかりやすくお届けしていきたいと思っています。

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