比較|HHKB Professional HYBRIDノーマルタイプとType-Sを両方使って比較レビュー|日本語配列

こんにちは、HHKBユーザーのへんも(@henmority)です。

本記事はすでにHHKBというキーボードがどんなものかある程度知っていてノーマルモデルにするかType-Sにするか迷っている方のための記事となっています。

HHKBって何なのって方は?このリンクから公式ショップへ

HHKBは日本語配列・英字配列ともにノーマルモデルType-S(静音モデル)の2種類のモデルがあります。

結局HHKBは、ノーマルモデルとType-Sのどちらがオススメなの?

この問いに対して、打鍵感打鍵音量キーストロークの深さ価格4つのポイントを比較してまとめています。

HHKBは価格も高く、実際に試せる場所も少ないので不安ですよね。

そんなときは一旦レンタルしてみるのがてっとり早いかも。

ゲオあれこれレンタルではHHKB Type-Sを取り扱っているので触ってみるのがいいかもしれません。

HHKBをレンタルをみてみる
HHKBとトラックパッド

さて、ぼくはHHKBProfessional Hybrid日本語配列のノーマルモデルを手に入れてから2年以上使用してきました。

その後、長男がタイピング練習をはじめた時にHHKBを貸していたところ、長男もその打ち心地を気に入ってしまい、そのまま没収されてしまうことに。

そこで、自分用のキーボードにREALFORCE for Macを追加購入してしばらく試してみましたが、どうにもしっくりこず。

最終的にHHKB Professional Hybrid 日本語配列のType-sを試してみると、

「やはりお前が最高の相棒であったか・・・」

という境地にたどりつきました。

HHKBのことを知っていろいろ調べてみると、ノーマルモデルType-S(静音モデル)どちらを買えばいいのかめっちゃ迷うんですよね。

いろんなサイトでレビューされていますが、どちらも高評価だし、約5,000円の価格差と使い心地にはどんな差があるのかとても気になります。

ぼく自身もHHKBを初めて買う時にはめっちゃ迷いました

まずは、HHKBを買うかどうか。

そして、買うならどちらを買えばいいのか・・・!

しかも、地方に住んでいるとHHKB本体を触って試せる場所もないので、勘で買うしか方法がありませんでした。

高いのに買って失敗したらどうしよう、使えなかったらどうしよう・・・。

価格に破壊力があるので、購入前はやはり心配でしたね。

ただ、結論として両方使ってみた感想から言うと、ノーマルモデルもType-Sも、どちらを買っても後悔することはなかったなと思いました。

まぁ、道具の使い心地は好みの問題もあるので100%大丈夫とは言えませんが、とにかく上質な触り心地は間違いないです。

HHKB Professional HYBRIDのノーマルとType-Sを並べたところ

とにかく両方とも使った感想としては、

「ヤバい、これで作業するのは気持ちよすぎる・・・!」

って感じです。

その上で、2つのモデルの違いがどんな感じかをこれから買おうと思っている人のために残しておきます。

まあもし使ってみて、どうしてもダメならメルカリなどである程度の値段で売れますから。

ということで、そのような経緯でHHKB ProfessionalのノーマルモデルとType-S(静音モデル)の両者を使い比べたレビューをお届けします。

HHKB Hybrid 日本語配列 ノーマルモデルとType-Sの違い

ぼくはHHKB Professional HYBRIDの中で日本語配列を選択。

ノーマルモデルもType-Sも墨カラーを購入しました。

HHKBの全モデルを見てみるなら公式ショップへ

外観

見た目は同じで、Type-sは右上にType-Sのマークが印字されています。

HHKB Professional HYBRID Type-Sの印字
Type-Sの印字

外観はType-Sのマーク以外は同じです。

打鍵感

HHKBは静電容量無接点方式というキーの構造で、打ち心地がよく耐久性が高いのが特徴。

2種類のHHKBの一番の違いは打鍵感です。

キーの荷重は両者とも同じ45gですが、キーが沈んでいく抵抗のタイミングと質感がちょっと違うため、指に感じる打鍵の感触は別物です。

ノーマルモデルType-S
カチッと入力感ありスッと軽い感触

ノーマルタイプ

ノーマルタイプは入力の際に小さなアタック感というか、クリック感というか・・・

タイピングするたび、カチっとかピチッって感じの小気味良い感触があります。

全般的に軽い押し心地ですが、キーの押しはじめのところにかすかな抵抗感があって、ハリがあるようなタイピング感です。

HHKB Professional HYBRID ノーマルモデルのキー押下状態

文章を入力しているときに、しっかりタイピングしてるぞ!っていうキー入力の達成感ノーマルモデルのほうが強いです。

Type-S

Type-Sの打鍵感はススッと軽い感じというか、サクサクとした打鍵感です。

キーの押し始めから底につくまでの抵抗感がスッと抜けるように軽く、連続で文字を打つときにもすごくスムーズです。

HHKB Professional HYBRID Type-Sのキー押下状態

かといって安っぽいスカスカな感触ではなく、めちゃくちゃ軽いのに必要な安定感とかコシはあるという感じです。

高速入力してもキーのブレ感もありませんし、とにかく軽く安定的に入力できる感覚です。

セブンイレブンのATMのキーは同じ静電容量無接点方式で作られているのでいろんなサイトで押し心地の参考にしたら良いと書かれていますが・・・・

セブンイレブンの静電容量無接点方式の数字キー

実際に押してみるとキーのブレ感など含め、HHKBのキーの方が高級で軸が安定している感じです。

ですからセブンイレブンのATMのキーを押して参考にするなら、それよりはもっと精度がいいと思ってください。

打鍵音量

キーを打鍵したときにでる音量の違いも大事な比較ポイントです。

HHKBのノーマルタイプとType-Sではあきらかにタイプしたときの打鍵音量に差があります

ノーマルモデルType-S
打鍵音大きめ打鍵音小さめ

1人で使うのならどちらを選んでも大丈夫です。

静かな部屋で近くに他の人が作業しているような環境で使うならType-S一択ですね。

ノーマルタイプ

ノーマルタイプはタイピング音がはっきりしていますし打鍵音も大きいです。

入力時のクリック感とあいまって、ビシバシタイピングやってるぞ!って感覚になりますね。

文字で表すと、

コトコトコトコトコトコトッ、ッターン!

みたいな。

ただ、静かな部屋で周辺に人がいる場合は気になる人もいるだろうなと思うぐらいには打鍵音がでます。

HHKB Professional HYBRID ノーマルモデルの打鍵の様子

使っている本人はとても気持ちよく使えます

Type-S

Type-sはノーマルタイプに比べて明らかに周辺に聞こえるタイピング音は小さいです。

文字で表すと、

スタタタタタタタッ、スタッ。

みたいな。

同じ部屋で他の人も作業している場合や、静かなカフェやシェアオフィスなどでの使用も考えているならType-S一択です。

HHKB Professional HYBRID Type-Sの打鍵の様子

Type-Sのタイピング音はおとなしいとはいえ、HHKB特有のコトコトとした触感は上質で、いい道具を使っているな〜俺、という満足感は高い音質です。

机やマットで音量は変わる

机の材質や部屋の大きさなど外部の影響でも打鍵音の感じ方は変わります。

Type-Sの場合でも打鍵音が大きいと感じる場合、吸音シートを貼り付けるのもいいかもしれません。

ただ、吸音マットは傾きをつける足を出して使う場合あまり効果がなさそうなので、ぼくはデスクマットを敷いてHHKBを使っています。

HHKBとウッドパームレストをコルク製デスクマットに置いたところ

デスクマットを敷くことで吸音&安定感が増しますよ。

卓上で他の作業をするためにキーボードの位置を動かす時もありますよね。

HHKBをのせたマットごと動かすことでカンタンに移動させられるのもポイントです。

ぼくは上の写真のようにコルク製のデスクマットを敷いていて、これがなかなか手触りも安定感もなかなか良いです。しかも安い。

ストローク感

キーストロークの深さにも微妙な差があります。

ノーマルタイプは4mm、Type-Sは3.8mmのキーストロークとなっていて、Type-Sの方が少し浅めに設定されています。

ノーマルモデルType-S
4mm3.8mm
HHKB Professional HYBRID ノーマルモデルとType-Sのキーストローク比較

指で押し比べてみても底に付く深さの差がハッキリわかるほどの差ではありませんが・・・

文字を高速で入力したときの返りの良さというか、反応の良さのような感覚的な部分でType-Sの方がキレがいいです。

そのキレがいいと感じる要素にストローク深さが影響しているのかなという感じですね。

軽いタッチで高速に入力するならType-Sがオススメ。

力強くバシバシ入力するならノーマルタイプが入力の達成感が強くて良いかもしれません。

価格

値段はノーマルモデルが30,250円、Type-Sが35,200円とType-Sの方が約5,000円高いです。

ノーマルモデルType-S
30,250円(税込)35,200円(税込)

結局、この5,000円の差をどう考えるかですね。

タイピング感の強い方が好きならノーマルをオススメしますが、個人的にはどうせ買うならType-Sをオススメします。

ぼく自身も最初にHHKB Professional HYBRIDノーマルモデルを買ったときにも、

「こんなに気持ちいいキーボードなのか・・・!

さらに高いType-Sってどんな感じなんだろう・・・」

って感じで興味がでた結果、結局2つとも買っちゃうことになってしまいました。

周り道しないためには最初からType-Sを買うのが良いかなと思います。

HHKBノーマルモデルとType-Sの違いまとめ

結局、さらにもう1個買い足すならどちらを買うか?と問われればやはりType-sを買っちゃうとは思います。

初めて買う人にもオススメするとするならType-Sですね。

ノーマルモデルが悪いわけではまったくありません。

しかし、打鍵音の大きさがネックになる場面があることを考えると、Type-Sの方が使えるシチュエーションが多いという感じですね。

Type-Sのほうがタイピング感も軽く、長時間使用した時も指の疲労感が少ないです。

まとめると、以下の通りです。

まとめ
  • 周りに人がいる環境で使うことがあるならType-S一択
  • ハッキリとした入力感が好きならノーマルモデル
  • 長時間文章を打った時に指が楽なのはType-S
  • どちらもマットを敷くとより上質な打鍵感になる

ということで、気持ちよく仕事をするための相棒としてHHKBはすばらしい武器になります。

ドラクエでいうロトの剣。

ゼルダの伝説ならマスターソード。

ファイナルファンタジーならアルテマウエポン。

最初からこんな道具を持ってたら旅もめっちゃ楽ですもんね。

険しい旅を長く支えてくれる相棒として、ザクザク仕事をぶった切っていけるキーボードがHHKBです。

机の上の見た目もシュッとします

オーディオ機器椅子は最高級品を手に入れようとすると何十万も、何百万円もしますよね。

それにくらべて、キーボードは最高級品がこの3万そこそこで手に入ると思ったら、十分投資価値があるのかなと思います。

今使っているパソコンが壊れても手に馴染んだキーボードは次のパソコンにつなぎ直してずっと使えますしね。

HHKBを手に入れて、テレワークや事務作業に気持ちよく取り組める最高の作業環境を整えましょう!

それでもまだ迷うという場合はレンタルで使ってみるのがいいと思います。

ゲオあれこれレンタルではHHKB Type-Sを実際に試すことができます。

HHKBをレンタルをみてみる

あ、あとHHKBを気持ちよく使うにはパームレストは絶対あった方がいいです。

FILCOのウッドリストレストかバード電子のウッドパームレストのどちらかも一緒に用意しましょう!

補足情報:HHKBは数字入力もできる

HHKBの購入を迷う要素のひとつに、数字入力についての不安があるかもしれません。

しかしそれは心配ご無用。

2022年現在、高級キーボードに分類されるREALFORCE for Macではできないけど、HHKBならできる使い方がテンキーの登録です

こちらの記事にHHKBにテンキーを登録する方法をまとめています。

この方法を使えば数字をたくさん入力する仕事でもHHKBをなんなく使えると思います。



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