モチベーションが下がる前に考えておくべきこと。柱はたくさんたてておこう。

勉強する気がおきない。仕事にやる気がでない。ブログを書く気にならない・・・。

誰にでも起こる「モチベーションの低下」

物事を継続するためには、モチベーションの柱をいくつも用意しておくことが重要なことなのです。

モチベーションの維持は難しい?

20歳からフットバッグを始めてもう14年たちました。

ずっとプレイヤーとして続けてられていますが、1つのスポーツを10年を超えて、ずっと第一線でやり続けるというのは単純に「好き」というだけではなかなか難しいものがあると思っています。

趣味や楽しみとしてだけなら続けるのもやめるのも自由ですが、試合で勝つ、とかお金を頂いてパフォーマンスをするなど、何かしら結果をだす必要があるときにはそれ相応の責任がでてきます。

もちろん「好き」の気持ちだけで続けられる人はそれはそれで幸せなことで、結構だと思います。

ただ、加齢など身体的な問題、仕事や社会的な立場との兼ね合いなどいろんな要件が重なって生活の中で時間の経過とともに優先度が変わってくるんですよね。

学生のうちは勉強ほったらかしにして朝から晩まで練習するなんてこともあるかもしれませんが、仕事についたらなかなかそんな時間はとれませんよね。

「まだやってるの?」なんて言われながら、モチベーションを保つってのはすごく難しいことなのです。

モチベーションの変化

フットバッグというものを三宮の東急ハンズで見て衝撃を受けて以来、ずっとこのスポーツと関わってきました。

最初は蹴ってるのか、足の上で止めているのか、フットバッグや足がどうなってるのかもまったくわからない状態でしたが、ただ「すごい!かっこいい!」と思いとりあえず1個買ってリフティングからはじめました。

最初の数年は「うまくなりたい!」「技術を高めたい!」が1番強いモチベーションでした。

他のプレイヤーと仲良くなるとか、一緒に練習してワイワイやる、みたいなのもたまにはいいけど、何より自分がうまくなって、技術的に高まることが一番。

それが妨げられるなら一緒にやる必要はないなんてことも思っていました。

▼食事やトレーニングもこだわりました。(腰痛予防のストレッチ)

それが地方に帰って周りにプレイヤーが誰もいなくて、専門的な技術の話ができる相手が回りにいないというのはなかなか寂しいものがあります。

技の研究にしても、自分1人で研究して、自分1人が成果を経て、でもその専門知識が誰かに認められるわけでもないとなると、何のためにやってるのかがよくわからなくなってくるわけですね。

楽しくなくなったのらやめたらいいじゃんってことになります。

幸いにも1年に1回大会があるのでそれを目指して練習するというのはその技術的なモチベーションをキープするのには1つ重要なことですけれども、1年間ずっと集中した練習ができるかというと最近は非常に難しいと感じています。

モチベーションを支える柱を複数にすることで継続する

そこで高いレベルで技術をキープしようとすると、モチベーションのマネジメントというのが必要になってくるわけです。

1.フットバッグを使って表現する

フットバッグはスポーツですが、見た目にちょっとかっこよさがあるので人前でパフォーマンスとして使うことができます。

最近だと大道芸の中でフットバッグをしたり、現代サーカスに出演させてもらう機会を頂くこともあります。

こんな時に、もちろん高い技術が見せられるに超したことはないんですが、競技の中で評価されるような難しさとか難易度よりは、お客さんが見てわかる、見て楽しい、すごそうに見える、面白い、ということが重要になってきます。

判断される基準が変わることで、こちらの練習方法も変わってくるわけですね。

見られることを考えた工夫をしないとそのニーズを満たすことができなません。

活動のフィールドを変え、成長する方向を変えることで新たなモチベーションを生み出すわけです。

2.自分の体に対する発見

もう一つは自分の身体に対する発見ということもモチベーションのひとつになりました。

指の使い方を変えたら足の動きに変化が出た、とか背中の力を意識したらより姿勢が安定するようになったとか、単純にフットバッグの技が「できる」「できない」ということだけではないレベルの話になります。

猫背を治すトレーニング

トレーニングやケアを続ける中で自分自身の体の感覚について発見があると喜びを感じ、それもモチベーションになりました。

ヨガ的というか、内省的というか、自己観察の方法としてフットバッグを継続するモチベーションになっています。

3.収益になる。

フットバッグのパフォーマンスや指導によって報酬を得ることがあります。

これまでかけてきた時間や経験が経済的な価値に置き換わるのはやはりモチベーションになりますね。

お金がいただけるというのは、社会的な価値を持っているということが客観的にもわかりやすく継続のモチベーションとしては強くなります。

実際活動として継続するためにも、収益化を考えるということは何をするにしてもマネジメントとして非常に重要な要素だと思います。

モチベーションの柱はたくさん持つべき

何をするにしても本当に「好き」という気持ちだけで続けられるのは幸せなことですが、そうはいかない日がいつか来ます。

日本的精神論で語ると「この道だけ」とか「一途である」ことが正義といいますか、「いいこと」と思われる風潮がありますけど、リスクマネージメントという意味で言えば支える柱は何本もあったほうがいいんです。

▼1本だけだとこれが倒れたら終わり。

何か成し遂げたいこと、目標達成したいことのためには多少トラブルがあっても倒れないということが重要なのです。

モチベーションの柱が1本しかなくて、それが崩たら終わりと言うのでは、継続的な学習で得ることのできる高みを知るチャンスを失います。

▼がしゃーん。

どんなに好きで、目標があって、結果を出したいものでも、思わぬことでモチベーションの柱はいとも簡単にポキッと折れてしまうことがあります。

モチベーションがなくなって上がらないときに、例えば人に認められるのが嬉しいとか、収入になるとか、自分の中で継続する喜びを得られる方法をたくさん持っておくことが重要です。

▼柱を複数本持つようにした方が、長期的に道を極めるという方向に向かっていくんです。

・・・・・そんなことを考えた、ボードゲームヴィラパレッティ。



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