京都観光というと、嵐山とかいろんなお寺をめぐって〜というのがスタンダードですよね。
それももちろん良いんですけど、今日ご紹介するものも京都でしか見ることができない名所です!
その名もGEAR(ギア)!!
GEAR(ギア)の場所
京都は三条御幸町の角にある1928ビルの3階でおこなわれている日本発・日本初の舞台芸術作品です。
この建物はもともと1928年に毎日新聞社の京都支局ビルとして立てられたものでしたが、今はアートスペースやカフェ、レストランなどとして使われています。
▼1階ではギャラリーとして写真や絵画などの展示がされていました。
▼その3階がGEAR専用の小劇場となっています。
▼階段を上がっていくところからGEAR(ギア)の劇場の雰囲気が漂っています。
GEAR(ギア)って何?
GEARにはジャグリング・ブレイクダンス・マジック・パントマイム、そしてヒロイン役のドールとして5人の登場人物がでてきます。
その5人の生のパフォーマンスと、プロジェクションマッピングやレーザー、巨大ファンや音響効果などの舞台装置の演出が絶妙に組み合わさった総合舞台芸術です。
作品の大きな流れは、廃墟となったおもちゃ工場で働いていたロボロイドと、その工場でつくられていた製品だったドールが交流していくことでだんだん人間に近づいていく、というような物語。
▼このスチームパンクな世界観がとてもかっこいい!!クロノトリガーのロボの世界観みたいなのが好きな人にはドンピシャです!!このステージで様々なパフォーマンスが展開されます。
演目がはじまるとセリフというセリフはありません。
でも見てたらちゃんとストーリーや登場人物が何を考えてるかが伝わるんですよ。
すべて生のパフォーマンスと動きのやり取りでストーリーがすすんでいく、まさに非言語エンターテイメント。
今回も満席でしたが、こどもからご年配の方まで、さらには海外から見にきている方も多く、国籍も年齢も問わずに楽しませてくれる公演だということです。
GEAR(ギア)の満足度は97.2%だそう。
これは京都に来たら見に行くしかありませんね。
舞台の空間はこの上の写真に写ってる場所で全部なのですが、ステージ上のプロジェクションマッピングとレーザーなどの光の演出もあって、無限の広がりと幻想的な世界を体験出来ます。
すべての人が楽しめる75分100席限定の異空間です。
GEAR(ギア)の出演者
GEAR(ギア)は2015年6月19日に1000回の公演を達成しました。
それだけの回数公演を行うのは並大抵のことではありません。このGEAR(ギア)を支えている仕組みは、それぞれの役柄をキャストが交代しながら公演しているというところ。
ジャグリングの役には5人、マジシャン役には3人といったように、その役柄をいろんな人が演じています。
ですから全体のストーリーは一緒でも、キャストの組み合わせによって使う道具が違ったりショーの雰囲気が変わってくるそうです。
それぞれが各自の種目でもスペシャリストとして能力が高く、なおかつ相方となる他のメンバーが入れ替わっても作品を成り立たせられるというというのは本当にすごいことです。
本物の実力を持ち、なおかつ人にも合わせられるというパフォーマーが集まらないとできないことですね。
▼今回見れたショーのキャスト
- パントマイム 谷啓吾さん
- マジック 橋本昌也さん
- ジャグリング 渡辺あきらさん
- ブレイクダンス 達矢さん
- ドール 游礼奈さん
GEAR(ギア)のチケットについて
チケットの予約状況やスケジュールはこちらから、(本家サイトのスケジュールが開きます。)
サイトを見てみると4月の前売りはチケット完売でしたが、ダメもとで電話してみたら立ち見席の当日券があるとのこと。
どうしても見てみたいとか、急に公演スケジュールとタイミングが合いそう!って方は一度電話で確認してみるのをおすすめします。
▼立ち見席からの景色。サイドエリア立ち見で2700円でした。ここでも十分楽しめますが前の方の席がとれそうなら予約して前の方で見る方が、パフォーマーの息づかいとか演技の迫力が感じられてより楽しめると思います。
誕生月の人には特別プレゼントが。
誕生月に証明書をもって当日チケット売り場で申請すると特別プレゼントがあるのです!
なんと私4月生まれですので、今日はほんとにラッキーだ!と思って申し込みすると、驚愕の事実が・・。
特別プレゼントというのはスペシャルエリア(大人4200円)やスタンダードエリア(大人3700円)のチケットを買った人も、サイドエリアと同じ2700円で見られるというキャッシュバックサービス!!
よっしゃー!ついてる!!・・・ついてる??
ぼくが買ったチケットはサイドエリア(立ち見)なので、これ以上のサービスはありませんとのこと。
ザ・ぬかよろこび。
ですが、こんなチケットをもらえます。
このチケットがあると、講演終了後GEAR(ギア)の舞台を背景フレームとして写真をとることができます。しかも誕生日バージョン。
これは誕生月に公演を見に行けた方だけの特典。写真も撮りましたが、ネタバレしたらおもしろくないので伏せておきましょう。
ぜひ誕生月を狙って公演に行くのもいいですね。
GEAR(ギア)まとめ
正直これはちょっとそこらへんのパフォーマンスとは演出的な意味でレベルが違うなと思いました。
個々の技術もさることながらそれがプロジェクションマッピングの光の演出とぴったり合うことで、生のパフォーマンスなのにCGの世界に紛れ込んだようなそんな感覚になりました。
いや〜ここまで技術は進歩してるんですね。
しかもそれが「どうだ〜すごいだろ〜。」みたいな技術の展覧会みたいな感じではなく、みんな違う技術なのにひとつの世界観としてまとまっている感じがとても素晴らしいと感じました。
息つく暇も無いぐらいテンポのいいところから、悲しいシーンまで緩急もユーモアもふんだんに盛り込まれていて、ものすごく緻密に作り込まれている作品です。
違うキャストだとどんな雰囲気になるのかもう一回見に行きたい。というか行きます。
そのくらい素晴らしい作品でした。
京都観光の際にはぜひこのGEAR(ギア)もルートのひとつにいれることをオススメします!
GEAR(ギア)へのアクセス
〒604-8082 京都市中京区三条御幸町角 弁慶石町56 1928ビル3階
※駐車場・駐輪場はありません。(駐車場予約アプリakippa(あきっぱ)を利用して検索すると、すぐ北側に駐車場があります2016年2月現在)
電話 075-254-6520(通常営業時間 10:00-19:00)
FAX 075-254-6521
当日チケット予約番号0120-937-882(平日:10:00-19:00 土日祝:9:00-19:00)
- 阪急電車 河原町駅9番出口 北へ徒歩8分
- 京阪電車 三条駅6番出口 西へ徒歩8分
- 地下鉄東西線 烏丸線 烏丸御池駅5番出口 東へ徒歩10分
- 市バス 4・5・17・205 系統 河原町三条下車 西へ徒歩3分
外部リンク:京都の感動エンターテイメント ギア-GEAR-
おまけ
2013年にkoen企画の「地域で活きるパフォーマーの話」というトークイベントで、パフォーマーとしてどんな活動や地域との関わりをしているのかという話をさせていただきました。
そのトークイベント企画の第1回のスピーカーを務めさせていただいたのですが、その第2回のスピーカーがGEAR(ギア)にも出演されている渡辺あきらさんだったのです。
直接の面識はないのですがそんなご縁もあって勝手に親近感を感じていたのですが、個人的には今回渡辺あきらさんが出演している回が見れてほんとに良かった!
こちらのサイトでその時に話したことのレポートがご覧頂けます。
外部リンク:http://koenkikaku.jimdo.com/bonus/
渡辺さんのレポートにはGEAR(ギア)のことも紹介されていますのでそちらも合わせてご覧下さい。
他にも行くべき場所として、京都のチョコレート専門店DARI K(ダリケー)さんもありますよ!