物事が上達するためには量より質か、質より量か?という記事を書きましたがその続編。
どんな物事に取り組むにしても、やみくもに挑んだのでは時間も労力もロスが大きくなってしまいます。
そこで、今日は「物事の上達のコツ2」としてビジョンの話に触れたいと思います。
物事の上達のために、まず到達点を具体的にしよう。
物事の上達には到達点がどういう状態なのかをできるだけ具体的にイメージをする必要があります。
これを他の言葉で言い換えたらビジョンというわけですね。
この到達点到達点(ビジョン)はできるだけ具体的にしましょう。
手触りや感触、においや音、周辺状況や自分の体調、どんな風に感じるだろうか?などありとあらゆるところまでできるだけ鮮明にイメージすることが重要です。
これはいうなれば仮説ですから、もしかしたら実際の到達点とはズレがあるかもしれません。
それでも具体的な成功状態や到達点をしっかりとイメージすることで、そこへむかう道筋が具体的になります。
到達点から逆算する。
仮にでも到達点が明確にイメージできると、次はいつまでにどういう課程を踏んで到達点にいくのか?という道筋が具体的になるわけですね。
現在地点からその到達点にポイントに行くまでどのような具体的な方法があるのかを逆算して検討できるわけです。
例えば、目標到達点を「フットバッグで結構難易度の高いジャニウォークという技を半年後までに決める!!」だとしましょう。
難易度的には・・・そうですね、縄跳びだと4重跳びぐらいの難しさでしょうか。
期間と到達点を設定することでそれまでにどんな技術を身につけないといけないのかが具体的になるわけですね。
ジャニウォークはこの4つの要素を一気にこなす技ですが、課程のそれぞれの技のクオリティをあげていかないと1個の技が完成しません。
大事なことは最終的にはどうなるのか?の成功例をイメージして各パーツを練習しないといけないということです。
一日のうち練習に使える時間は限られています。
到達点までの期限も半年後と具体的に設定してあるので、いつまでにどの技を鍛えるべきかも具体的な話になります。
期限も含めて到達点のイメージをできるだけ具体的にもつことが各パーツの練習の質を高めるんですね。
成功例をなんども観察し、出来る人はどんな景色を見ているだろうか?
どんな足の感覚だろうか?
呼吸は?
体のバランスはどうなっているだろうか?
など出来るだけ鮮明に、そして具体的にイメージしましょう。
わからないなりにでも、向かう方向を意識することで上達のスピードが変わります。
これはフットバッグだけに限らずどんな道を求めるにおいても効率よく上達するには大事なことです。
到達点からの下り道と現在地からの上り道をつなげる。
物事が上達するためには量より質か、質より量か?の記事では量が大事だと書きました。
ですが、量をこなすにあたっても今やっていることはどこに向かっていて、何のためにやっているのかを常に問うということが大事です。
まずは量をやれば良いんだ!といって数だけやっても早い上達は望めません。
到達点(ビジョン)を具体的にイメージして、ゴール地点を見定めつつ試行回数を増やしていく。
これが大事です。
言うなれば到達点から逆算するのは登山道を降りてくる道。
量をこなすのはこちらから登山道を開拓していく課程。
その2つの道が試行錯誤の中でつながった時成長が加速するのです。
到達点(ビジョン)を超具体的にイメージし、そこにむかって量をこなす。
これが技術を高めるには重要なポイントです。